総務省、新料金プランの契約数が4,000万件を突破したと発表

 
総務省は6月28日、大手キャリア各社やMVNOが提供する新料金プランの2022年5月末時点の契約数を公表しました。契約数は約4,050万件に達しており、一般向け契約数の約27％を占めています。

新料金プランの契約数が4,000万件を突破

 
総務省は6月28日、主に2021年2月以降に提供され、従来の料金プランよりも低額な「新料金プラン」の契約数を発表しました。
 

【情報通信・放送】
携帯電話事業者各社が提供する新料金プランへの移行状況

携帯電話事業者各社が提供する新しい料金プランの契約数は本年5月末時点で約4,050万となりましたのでお知らせいたします。https://t.co/spxDfdQE2I pic.twitter.com/ZThKOBXjyj

— 総務省 (@MIC_JAPAN) June 28, 2022

 
新料金プランには、NTTドコモのahamoや、KDDIのpovo、ソフトバンクのLINEMO等のオンライン専用プランが含まれており、2022年5月末時点の契約数は約4,050万件となり、2021年5月末から1年間で約2,500万件増加しました。
 
総務省は2020年10月、携帯電話の契約に関し、WebでのMNP転出手続き時の手数料無料化と過度な引き止めの禁止等を盛り込んだ「モバイル市場の公正な競争環境の整備に向けたアクション・プラン」を発表し、市場競争の活発化による携帯料金引き下げを目指した取り組みを進めています。

集計対象

総務省が定義する「新料金プラン」は、大手キャリアのオンライン専用プランだけでなく、IIJmioのギガプラン等のMVNOの料金プランも含みます。
 
さらに、月間の高速データ容量が無制限となるソフトバンクの「メリハリ無制限」等の大手キャリア各社の使い放題プランも集計対象となっています。集計対象の主な料金プランの一覧は以下の通りです。
 

 

 
一方で、楽天モバイルが2022年5月、0円での利用が可能な料金プランを6月末に廃止すると発表し、他社への乗り換えが増加していると報じられる等、新料金プラン間での競争も激化している模様です。
 
 
Source:総務省(PDF), 総務省 / Twitter,
(seng)