iPhone SE(第3世代)はiPhone全体の10%を獲得、調査会社予測

    Apple iPhone SE(第2世代)

    Apple iPhone SE(第2世代)
     
    iPhone SE(第3世代)はiPhoneのユーザー層拡大に貢献し、iPhone販売台数全体の10%程度を占めるだろう、と各社のアナリストらが予測しています。一方で、iPhone SE(第3世代)の5G対応による販売への貢献は限定的ではないか、との見方もあります。

    iPhone SE(第3世代)の販売動向を調査会社アナリストが予測

    日本時間3月9日午前3時からの「Peek performance.(日本語では「最高峰を解禁。」)」イベントでの発表が見込まれるiPhone SE(第3世代)の販売動向を、調査会社などのアナリストらが予測しています。
     
    JP Morganのアナリストは昨年12月、約14億人のローエンド〜ミッドレンジモデルのAndroidユーザーと、約3億人の旧世代iPhoneユーザーを惹きつける可能性があり、2022年だけで3,000万台が出荷される、との予測を発表していました。

    若年層の獲得に貢献、iPhoneの10%を占めるとの予測も

    CFRA Researchのアナリストは、iPhone SE(第3世代)の販売価格がiPhone SE(第2世代)と同じ399ドル(日本では税込49,800円)のままなら、親にiPhoneを買ってもらう、初めてiPhoneを持つ若い世代の獲得につながる、と予測しています。
     
    IDCのアナリストは、iPhone SE販売がアメリカ、日本、西ヨーロッパで好調であることについて、地域的な傾向は変わらないものの、iPhone SE(第3世代)が発売されればiPhone販売台数の約10%を占めるだろう、と述べています。

    5Gによる販売効果に懐疑的な声も

    一方、iPhone SE(第3世代)の5G対応による販売数の押し上げに懐疑的な見解を示しているのがCanalysで、5Gは世界の多くの国・地域で独特で差別化されたユーザー体験を提供するに至っていないため、iPhone SE(第3世代)が5Gに対応しても買い替えや新規購入の動機になりにくいのではないか、と予測しています。

    イベントは3月9日午前3時から

    アメリカで実施された調査では、iPhoneユーザーの約4割がiPhone SE(第3世代)を購入したいと回答しています。
     
    「Peek performance.」イベントは、日本時間3月9日午前3時からAppleのWebサイトやYouTubeチャンネル、Apple TVアプリで視聴可能です。
     
    イベントでは、iPhone SE(第3世代)のほか、iPad Air(第5世代)やM2チップ搭載の13インチMacBook Proなどの発表のほか、次世代Macの予告が行われるのではないかと期待されています。
     
    iPhone Maniaは、イベントでの発表内容速報をお届けします。
     
     
    Source:Reuters via 9to5Mac
    Photo:Apple
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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