2023年までに、IntelがTSMCの3番目に重要な顧客になる?長期契約にも合意
台湾メディアDigiTimesによれば、IntelとTSMCは2025年までのパートナーシップ契約に合意したようです。こうした交渉内容をふまえてNotebookcheckは、2023年までにIntelがTSMCの3番目に重要な顧客になる可能性もあると伝えています。
3nmプロセス生産ラインを予約済みとの情報も
Intelの最高経営責任者(CEO)であるパット・ゲルジンガー氏が台湾を訪問し、TSMCを始めするサプライヤー各社と協議を行いました。
TSMCとの協議において両社は、2nmプロセスでの半導体量産を開始する見込みの2025年までは密接なパートナーシップを維持することで合意したとDigiTimesが報じています。
Intelは、TSMCの3nmプロセス「N3」の生産枠を予約済みとの情報もあることから、2023年までにTSMCの顧客において上位3社の一角を占めるようになる可能性があると、Notebookcheckは記しています。
Intel向け製品は新たな生産ラインで対応か
現在の、TSMCの顧客別出荷先は1位のAppleが25.93%と他社を圧倒しており、2位がMediaTek、3位がAMDで、Intelはわずか0.84%に留まっています。
DigiTimes: "Intel may become key profit source for TSMC and become top 3 customer in 2023"
"英特爾有望成台積電獲利主力 2023年躍升前三大客戶"https://t.co/yKJcugPkeq pic.twitter.com/THtTkBRv1x
— RetiredEngineer® (@chiakokhua) December 14, 2021
Notebookcheckは、IntelがAMDやQualcommを上回ることがないようTSMCは、生産能力を拡大してIntel向け製品の製造に対応すると予想しています。
Source:DigiTimes (1), (2) via Notebookcheck
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