ティム・クックCEO、Teslaイーロン・マスク氏からの買収提案「記憶にない」

    ティム・クックCEO

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    Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)が、Teslaのイーロン・マスク氏がAppleへの身売りを持ちかけて無視されたことがあると述べていることに言及しました。ただし、Appleの自動車開発については言及を避けています。

    「イーロン・マスク氏と話したことはない」

    Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)が、 The New York Timesのイベント「DealBook」に登壇し、CNBCのアンドリュー・ロス・ソーキン記者のインタービューに応じました。
     
    Appleの自動車開発についての質問に応じないクック氏に対してソーキン記者は、イーロン・マスク氏が以前、Teslaの買収を持ちかけたもののクック氏が面談に応じなかった、と明かしていることについて質問しました。
     
    クック氏は「イーロンと話したことはありません。私たちが買収できたであろう企業は数多くあります。それでも、私は現在の状況は良いものだと思っています」と答えました。
     
    さらに、マスク氏がクック氏との面談を希望していたことを知っていたか、と問われると「あまり記憶にありませんが、彼がそう言っているのなら、きっとそうなのだと思います」と応じています。
     
    なお、クック氏はマスク氏による上述のツイートの後、「彼と話したことはないが、彼の作り上げた企業に賞賛と敬意を持っている」と発言しています。

    イーロン・マスク氏、Appleに強いライバル心

    イーロン・マスク氏は時折、Appleに対する強いライバル意識を示す発言をしています。
     
    Teslaの技術者がAppleに数多く引き抜かれていることについては「AppleはTeslaで使い物にならない技術者の墓場だ」と発言しているほか、Appleの自動車開発については2016年に「公然の秘密だ」と述べています。
     
    最近では、トルコ3店舗目のApple Store開店を祝うティム・クックCEOのツイートに対し「Appleの布を見においで」と返信し、Appleが最近単体販売を開始したポリッシングクロスを揶揄するコメントをしています。
     
    マスク氏は以前、Appleを毛嫌いする理由について、Appleの共同創業者スティーブ・ジョブズ氏が自分のことを知らなかったから、と告白しています。
     
     
    Source:9to5Mac
    (hato)

     
     

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