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2021年9月23日 11時43分

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Exynos 2200、高クロック時はA15を上回るGPU性能を発揮?~外販も計画

AMDのGPUの画像


 
Samsungの新型フラッグシップ システム・オン・チップ(SoC)であるExynos 2200にはAMDのmRDNAアーキテクチャのGPUが搭載され、高いGPU性能を発揮することが期待されていました。
 
しかしながら、これまでに出てきたベンチマーク結果では、AppleのA15 Bionicに劣るスコアとなっています。
 
これに対し、実はExynos 2200のGPUはより高クロックで動作できることがわかり、その場合はA15 BionicのGPU性能を上回るかもしれません
 
また、このGPUを自社のSoCに搭載するだけでなく、外販する計画もあるといいます。

1.8GHz動作が可能なExynos 2200のGPU

これまでに出てきた情報では、Exynos 2200のGPU性能はAppleのA15 Bionicに劣るとされていました。
 
しかしながら、このベンチマークで使われたExynos 2200のGPUは1.31GHz動作なのに対し、TwitterユーザーのTron氏(@FrontTron)によると実はこのGPUは1.8GHz動作まで可能なのだそうです。
 


 
また、Exynos 2200のバリエーションとして、1.58GHzで動作するものがテストされているといわれています。
 
1.31GHzのExynos 2200のスコアを単純にクロック周波数の比で1.58GHz/1.8GHzに換算し、A15 BionicやA14 Bionicと比較したのが以下の表になります。
 

SoC Manhattan Aztec normal Aztec high
A15 Bionic 198 fps ? fps ? fps
Exynos 2200(1.31GHz) 170.7 fps 121.4 fps 51.5 fps
Exynos 2200(1.58Hz、換算値) 205.9 fps 146.4 fps 62.1 fps
Exynos 2200(1.8GHz、換算値) 234.5 fps 166.8 fps 70.8 fps
A14 Bionic 120 fps 79.9 fps 30 fps

 
1.8GHzに換算したExynos 2200のGPU性能はA15 Bionicを大きく上回り、1.58GHzのものでもA15 Bionicを上回る結果となりました。
 
もちろん、これらはただの換算値であり、実際にはクロック周波数の比に対して性能向上率は低くなると思われます。

高クロック動作の場合は熱設計が苦しくなる

ただし、Exynos 2200のGPUを1.8GHzで動作させた場合、熱設計電力(TDP)が10Wに達します
 
QualcommのSnapdragon 888のTDPは5W、AppleのA14 Bionicは6Wといわれ、これらをはるかに上回る値です。
 
MacやiPad Proに搭載されているM1チップですらTDPを低く設定した場合のTDPは10Wといわれており、1.8GHzのGPUをスマートフォンで動作させるのは厳しいかもしれません。
 
Exynos 2200はノートパソコンにも使われるという情報もあり、そのような場合に1.8GHz動作が実現される可能性はあります。

mRDNAアーキテクチャのGPUの外販計画も?

また、SamsungはこのmRDNAアーキテクチャのGPUを自社のSoCに搭載するだけでなく、他社に外販する計画があるという情報があります。
 
外販の相手はGoogleや中国のスマートフォンメーカー数社といわれ、莫大な開発費用が掛かったとみられるこのGPUで多くの利益を得る計画なのかもしれません。
 
Exynos 2200自身も3つのバリエーションがあるといわれ、SamsungはmRDNAアーキテクチャのGPUをできるだけ多くの製品に搭載する計画のようです。

 
 
Source: Tron/Twitter via HardwareTimes
(ハウザー)

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