Galaxy S22のSoC、Snapdragon 898を搭載する地域が増加?

Samsungのフラッグシップスマートフォンに搭載されるシステム・オン・チップ(SoC)は販売される地域によって異なり、自社のExynosシリーズとQualcommのSnapdragonシリーズを使い分けています。
次期フラッグシップであるGalaxy S22では従来よりもより多くの地域でSnapdragonを採用するようです。
Snapdragon 898を採用する地域が従来より増加
Samsungの次期フラッグシップスマートフォンであるGalaxy S22のSoCは、地域によって自社のExynos 2200とQualcommのSnapdragon 898を使い分けるといわれています。
しかしながら、Exynos 2200には歩留まり(製造したチップのなかの良品の割合)が低いという問題があり、Galaxy S21よりも自社製のSoCが使用される地域が減るとのことです。
たとえばヨーロッパではExynos 2200が採用されるのに対し、韓国、香港、中国ではSnapdragon 898が搭載される可能性が高いといわれています。
地域によってGPUの性能差が生まれる可能性も?
Exynos 2200にはAMDとの協業で設計されたGPUが搭載されるといわれ、リークされたベンチマーク結果では高い性能を示しています。
Snapdragon 898のGPUも従来より大幅に強化されるとは言われていますが、Galaxy S22のGPU性能は販売される地域によって大きく変わるかもしれません。
このためか、アメリカのVerizonや中国のChina TelecomはExynos版のGalaxy S22を希望しているとのことです。
Galaxy S21は日本ではSnapdragon 888が採用されていましたので、Galaxy S22においても日本ではSnapdragon版が販売される可能性が高いと思われます。
Galaxy S21の場合はSnapdragon 888とExynos 2100の間でそれほど大きな性能差はありませんでした。
また、iPhone13シリーズに搭載されるといわれているAppleのA15のGPU性能はExynos 2200を上回るというベンチマーク結果がリークされています。