Exynos 2200には6コアのAMD RDNA 2アーキテクチャGPUを搭載?

    SamsungのAMD製GPU搭載SoCの画像

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    Samsungの新型フラッグシップ システム・オン・チップ(SoC)であるExynos 2200には、AMDのRDNA 2アーキテクチャを採用したGPUが搭載されるといわれています。そのGPUのコア数についてリーク情報があり、6コア構成であるとのことです。

    RDNA 2アーキテクチャのGPUを6コア搭載

    SamsungExynos 2200にはAMDとの協業で設計されたGPUが搭載されるといわれています。
     
    AMDのRDNA 2アーキテクチャに基づくこのGPUはレイトレーシングをサポートし、高い性能を発揮することが期待されます。
     
    Ice Universe氏は、このExynos 2200のフロアプラン(半導体上の部品配置図)を見たとし、Exynos 2200のGPUは6コア構成であるとの情報をWeiboで発信しました。
     
    Exynos 2200のフロアプランの図
     
    GPUはチップの右上に配置され、その他のところはCPUなどが配置されているとのことです。
     
    ただし、前世代にあたるExynos 2100のArm Mali-G78は14コアのGPUですが、AppleのA14 Bionicは4コアですので、GPUのコア数は必ずしも性能には直結しません。
     
    また、同じRDNA 2アーキテクチャを採用するソニーのPS5には36CU(Compute Unit)のGPUが搭載されています。
     
    リーク上における「コア数」とCU数が同じものかはわかりませんが、据え置き型のゲーム専用機であるPS5に比べると低性能であることは間違いないでしょう。

    AMD製GPUは高い性能を発揮?

    SamsungのExynosシリーズは、AppleのAシリーズやQualcommのSoCに比べて、GPU性能の低さが課題でした。
     
    しかしながら、Exynos 2200のGPU性能はA14 BionicやSnapdragon 888を上回るというリーク情報が存在します。
     
    Exynos 2200の詳細は7月に行われるといわれていますが、今のところ詳細な日程についての情報はありません。

     
     
    Source:Ice Universe/Weibo via Wccftech
    (ハウザー)

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    この記事を書いた人

    本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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