SamsungのAMD製GPU搭載SoC「Exynos 2200」はM1チップ対抗?

Samsungのロゴの入ったスマートフォンの画像

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Appleの自社製システム・オン・チップ(SoC)であるM1はMacとiPad Proの両方に搭載され、1つのチップで複数の製品をカバーしています。Samsungが独自開発しているAMD製GPUを搭載したSoC「Exynos 2200」も同じ戦略をとるかもしれません。

Exynos 2200をノートパソコンに搭載?

The Korea Economic Dailyの報道によると、SamsungAMDと共同開発したGPUを搭載したSoC「Exynos 2200」をノートパソコンに搭載することを計画しているとのことです。
 
このチップは5ナノメートル(nm)プロセスで製造され、高い処理能力とバッテリー効率を実現するといわれています。
 
また、パソコンやゲーム機向けで定評のあるAMD製のGPUを搭載することで、これまでSamsung製のSoCの弱点であったGPU性能を改善できるとみられます。

同じチップをスマートフォンやタブレット向けにも利用?

また、SamsungはこのExynos 2200を同社のスマートフォンやタブレットにも利用することを考えています
 
Appleは独自SoCであるM1チップMaciPad Proに搭載しており、Samsungは同じ戦略をとることを考えているとみられます。
 
以前の報道では、SamsungとAMDが共同開発したGPUは発熱の問題によりスマートフォンの筐体に搭載するのは難しいともいわれていました。
 
Exynos 2200は今年の下半期(7月~12月)に発表される見込みとのことです。

 
 
Source:The Korean Economic Daily via Android Authority
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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