米裁判所、T-MobileとSprintの合併にゴーサイン

    T-Mobile Sprint

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    米ニューヨークの連邦地方裁判所は現地時間2月11日、T-Mobileとソフトバンクグループ傘下のSprintの合併を承認しました。米国において契約者数3位のT-Mobileと4位のSprintが合併することにより、これまで2位だったAT&Tを抜き、首位Verizonに迫ります

    7年以上前から始まった合併協議

    The Wall Street Journalは、両社は7年以上前に、経営統合に向けた話し合いを始めたと報じています。しかし2013年の時点では話がまとまらず、2017年に再び合併協議が持ち上がった際には、T-Mobileの親会社であるDeutsche Telekom(ドイツテレコム)とソフトバンクの間で経営権を巡る条件が折り合わず、交渉は打ち切りとなりました。
     
    そして2018年4月にT-MobileとSprintは合併へ向けて協議を再開、同月合意に至りました。その後、ニューヨーク州を含む複数州の司法長官が合併差し止めを主張して提訴したものの、2019年7月に米司法省10月には米連邦通信委員会(FCC)が合併を承認。そして今回、連邦地裁が州司法長官の合併差し止め要求を棄却したことで、両社の合併が正式に認められました。

    新会社のCEOはT-Mobileのシーバート社長兼COO

    T-MobileSprintは、早ければ2020年4月1日までに合併手続きを完了するとしています。なお合併後の新会社の最高経営責任者(CEO)には、現在T-Mobileの最高業務執行責任者(COO)兼社長を務めるマイク・シーバート氏が就任すると発表されています。

     
     
    Source:The Wall Street Journal,T-Mobile,Sprint
    (lunatic)

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