ソフトバンク、傘下のSprintとT-Mobileを経営統合へ!日経報道
ソフトバンクが、傘下の米携帯キャリア4位のSprintと、3位のT-Mobileを経営統合する方向で、T-Mobileの親会社のDeutsche Telekom(ドイツテレコム)と合意した、と日本経済新聞が報じています。業界2強であるVerizonとAT&Tに匹敵する規模の新会社が誕生します。
2トップに匹敵する規模の第3勢力へ
Sprintは約5,874万人、T-Mobileは約7,260万人の契約者数を持ち、経営統合によって契約者数が1億3,134万人となれば、首位のVerizonの1億4,601万人や2位AT&Tの1億3,422万人に匹敵する規模となります。
両社の経営統合は株式交換が協議されていますが、統合新会社への出資比率などについては、ソフトバンクとドイツテレコムの間で、これから協議される模様です。
規制当局である米連邦通信委員会(FCC)や米司法省への認可申請はこれからとなるため、当局の反応によっては実現に時間がかかる可能性もあります。
2014年にはいったん買収を断念
ソフトバンクは2013年、約2兆円でSprintを買収して傘下に収めました。その後、ソフトバンクが役員を派遣してネットワーク品質の向上に努め、現在は大幅に改善されたとしています。
ソフトバンクは、2013年末にもT-Mobileの買収検討が報じられていましたが、競争が阻害されることを懸念するオバマ政権下の規制当局が難色を示したこともあり、2014年には買収を断念していました。
昨年末、当選直後のトランプ大統領と会談しているソフトバンクの孫正義社長は、今年5月にT-Mobile買収に再び意欲を見せていました。
Source:日本経済新聞
(hato)