Apple、ToF方式の距離画像センサーを2020年のiPhoneに搭載か

    Apple iPhone XS

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    来年のiPhoneモデルは、デバイス背面にTime of Flight(ToF)方式の3Dセンサーを搭載する、と台湾メディアDigiTimesが伝えています。

    より複雑で精度の高いARコンテンツが利用可能に?

    ToF方式の距離画像センサーは、発した光が物体に跳ね返り、返ってくるまでの時間を測定することで、環境を把握するというものです。
     
    ToFは、光の少ない環境でも問題なく動作し、比較的単純な装置構成で済みます。また、高い奥行き精度を誇り、離れた物体の深度の把握にも優れているとされています。
     
    ToF方式の3DセンサーがiPhoneに搭載されれば、より複雑で精度の高い拡張現実(AR)コンテンツの実現が可能になるでしょう。
     
    Appleを含むモバイル機器メーカーがソニーの3Dセンサーに興味を示していると昨年末に報じられましたが、HuaweiのサブブランドHonorのフラッグシップ機「View 20」を始めとして、デバイス背面への3Dセンサーの埋め込みが今後普及していくとみられています。

    今年のiPhoneの背面に3Dセンサーはなし

    Apple製品に関する予測で知られる著名アナリストのミンチー・クオ氏は、ToF方式の距離画像センサーのiPadへの搭載が2020年の始めに実現し、2020年の秋にはToF方式の3Dセンサー搭載のiPhoneがデビューする、と昨年11月に述べています。
     
    先日、JP Morganのサミック・チャタジー氏も、来年のiPhoneの上位2モデルにはToFセンサーが搭載される、との予測を発表したばかりです。
     
    2019年のiPhoneモデルにはトリプルカメラの搭載が見込まれていますが、3つ目のカメラは、超広角レンズになるといわれています。
     
     
    Source:DigiTimes via 9to5Mac
    (lexi)

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