Appleが開発中と噂のARメガネ「Apple Lens」のコンセプトデザイン
Appleが開発中で2020年前後に発売されると噂のある、メガネ型の拡張現実(AR)デバイス「Apple Lens」をイメージしたコンセプトデザインが公開されました。
AR技術に注力するApple、近いうちにARメガネを発売か
近年のAppleは、AR技術に力を入れており、最新のiPhoneに搭載されたA12プロセッサは、ARに最適化されています。
Appleは2018年にARメガネ用レンズ開発企業を買収しているほか、今年1月に開催されたCES 2019の会場では、昨年に続き、Appleの技術者がAR関連の企業と面談をしていたことも分かっています。
また、Appleがメガネ型やヘッドセット型ARデバイスを数年のうちに発売する、との予測を、Apple関連情報に詳しいアナリストのミンチー・クオ氏や、Appleウォッチャーとして知られるジーン・ミュンスター氏が発表しています。
iPhoneの画面を拡張、安全運転にも役立つ
Appleが近い将来に発売するかもしれない「Apple Lens」のコンセプトデザインを、ADR Studio Designが制作し、YouTubeチャンネルConceptsiPhoneが動画にまとめて公開しています。
「Apple Lens」は一見すると、少しフレームが太めのメガネのようです。
しかし、Apple Lensを介してみると、iPhoneやApple Watchの画面が広がって見えたり、
車の運転中には顔を前に向けたままで、ナビゲーションなどの情報を得ることができ、安全運転にも役立ちそうです。
イメージの共有でビジネスも捗る
複数人で「Apple Lens」のAR映像を共有すると、デザインなどイメージを扱う仕事も捗りそうです。
ファッション性を重視した、人気ブランドのコラボモデルも提案されています。
エレガントな高級ブランド、ルイ・ヴィトンモデルはこちら。
サングラスのレイバンとコラボした、スポーティなモデルはこちらです。
手のひらでユーザー認証する「Hand ID」
「Apple Lens」のスペックは、軽くてしなやかなポリカーボネート樹脂製レンズ、空間認識用の4つのカメラ、手のひらをかざしてユーザー認証する「Hand ID」、A13プロセッサなどが想定されています。
また、ユーザーの「Apple Lens」に見えている内容は他のユーザーに見られない構造で、Appleが重視するプライバシーにも配慮されています。
AppleはARデバイスの開発について、詳細な計画を明かしていませんが、数年以内の発表が楽しみになる「Apple Lens」のコンセプト動画はこちらでお楽しみください。
Source:ConceptsiPhone/YouTube, ADR Studio Design
(hato)