Apple、CES 2018ではARヘッドセットのサプライヤー探しに力を入れていた?

    CES 2018

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    Appleは密かに拡張現実(AR)のヘッドセット開発を行なっているのではないかとの噂が出回って久しいですが、未だティム・クック最高経営責任者(CEO)はこれを事実として認めていません。しかしながら、1月9月から12日までアメリカ・ラスベガスで開催されていた世界最大級の見本市、CES2018において、AppleがARヘッドセット部品のサプライヤーたちと話している様子が目撃されたことが報じられています。

    Appleだけがヘッドマウントディスプレイを出していない

    Appleだけではなく、GoogleやFacebook、若者に人気の写真共有アプリSnapchatを運営するSnapもCES 2018でARヘッドセット部品のサプライヤーたちと話し合いを行なっていたとのことですが、この中でAppleだけがヘッドマウントディスプレイをまだ発表していません
     
    Googleは、スマートフォンを中に装着してVRを楽しめるDaydream Viewを2016年に発表し、Facebookは2014年にVRヘッドセット開発のOculusを買収しており、Snapは2年前にビデオを10秒撮影録画できるカメラが搭載されたSpectaclesで市場に突破口を開くことを試みています。

    ARヘッドセットの技術は存在するのか?

    2017年末のNikkei Asian Reviewの報道によれば、Appleは2019年までにARデバイスの出荷を開始するとのことですが、クックCEOは昨年10月の英Independent紙のインタビューで、「(製品化できるほどの)技術そのものが存在しない」と述べるなど、未来を切り開くようなARヘッドセットが実現するかどうかは今のところ未知数だとされています。
     
    しかしながら、昨年11月末にAppleがARヘッドセット開発のカナダ企業を買収したことが報じられており、同社が本格的に自社製ハードウェア開発に乗り出した可能性も指摘されています。
     
    AppleのARに関する今後の発表に注目が集まります。
     
     
    Source:BGR
    (lexi)

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