Apple、ARメガネ向けレンズ開発の新興企業を買収

    Akonia Holographics

    Akonia Holographics
     
    Appleが、拡張現実(AR)メガネ向けレンズの開発を行う新興企業、Akonia Holographicsを買収しました。Reutersが報じています。

    ARメガネ用レンズを開発するAkonia Holographics

    Appleは、米コロラド州を拠点とするAkonia Holographicsの買収の事実を認めています。Webサイトによれば、Akonia Holographicsは 2012年にホログラフィーの研究者らが立ち上げた会社で、当初はホログラフィック・データ・ストレージの開発に取り組んでいましたが、現在はARメガネ用ディスプレイ(レンズ)の開発に業務内容を移行しています。
     
    同社のディスプレイ技術により「生き生きとしたフルカラーの広視野角の映像を表示可能な、薄いスマートグラス向けレンズ」が実現する、とのことです。Akonia Holographicsはホログラフィック関連の特許を200件以上取得している模様です。
     
    Appleによる買収価格や買収が完了した日付は不明ですが、AR業界に詳しい人物によれば、Akoniaにはこの半年ほど目立った動きがなく、2018年前半に話がまとまっていた可能性があるとReutersは指摘しています。

    2020年にはAppleのARメガネが発売される?

    AppleのARメガネについては、2017年11月にBloombergが「2020年の出荷に向けて開発を加速している」と報じたほか、Apple関連情報の正確さで知られるアナリストのミンチー・クオ氏が今年8月中旬に、同じく「Appleは2020年にメガネ型のARデバイスを発売する」との予測を明らかにしています。

     
     
    Source:Reuters
    Photo:Akonia Holographics
    (lunatic)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします

    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

    特集

    [PR]オフィシャルサイト

    目次