Apple、最近半年で20〜25社を買収!クックCEOが積極的な買収姿勢を明かす
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、同社が最近半年間で20〜25社を買収しており、買収の頻度はおよそ2〜3週間に1社程度であることを明かしました。
最近6カ月で20〜25社を買収
ティム・クックCEOは米メディアCNBCのインタビューに対し、Appleが最近6カ月間に買収した企業が20社から25社程度にのぼると語りました。
クック氏は、Appleによる企業買収の目的を「優れた人材と知的財産を獲得するため」として以下のように語り、買収に積極的な姿勢を見せています。
資金に余裕があれば、そのお金で何ができるかを考えます。
私たちに必要で、私たちの戦略的目的に合致する企業なら、買収します。
同氏によると、Appleは平均すると2〜3週間に1社のペースで企業を買収している、とのことですが、具体的な企業名などは公表されていません。
Appleは4月末の業績発表で、約2,254億ドル(約25兆円)の現金を保有していると明かしており、今後も積極的な企業買収は続きそうです。
買収し、新製品や新サービスにつなげるApple
Appleは通常、比較的小規模な企業買収について、発表することはありません。しかし、Appleが買収した企業の技術は、新製品や新サービスに活用されています。
例えば、雑誌配信サービスTextureの買収で得られたノウハウは、3月に発表された新サービス「Apple News+」に活用されているとみられます。
2019年に入ってからだけでも、Appleは以下の企業を買収したと報じられています。
- バックエンド開発企業Stamplay
- 機械学習のスタートアップ企業Laserlike
- 音声アプリ開発のPullstring
- デジタルマーケティングサービスのDataTiger