Appleが2019年1〜3月期の業績を発表、iPhoneは前年同期比18%減
Appleは現地時間4月30日、2019会計年度第2四半期(2019年1月〜3月)の業績を発表しました。iPadやウェアラブルなどの製品販売が好調だった一方、iPhoneの売上高は310億ドルで、前年同期比で約18%の減少となりました。
iPhoneの売上高は前年同期比18%のマイナス
Appleが発表した2019会計年度第2四半期の業績によると、売上高は580億ドルで前年同期比5%の減少となりました。
iPhoneの売上高が310億ドルで、前年同期比で約18%マイナスと減少しています。
2019年1月〜3月におけるiPhoneの売上高は、総売上高の約53%を占めています。前年同期の約61%から低下しているとはいえ、現在もiPhoneがAppleの屋台骨を支えていることに変わりはありません。
iPad、ウェアラブル、サービスは好調
Macの売上高は55億ドルで、前年同期比で約5%の減少となりました。
iPadの売上高は49億ドルで、前年同期比で約22%と大きく伸びています。
Apple WatchやAirPodsなどが含まれる「ウェアラブル、ホームおよびアクセサリー」の売上高は51億ドルで、前年同期比30%の伸びを記録しています。
Apple MusicやApp Storeなどのサービス部門の売上高は115億ドルで、前年同期比16%の成長となりました。
なお、Appleは前回の業績発表から、iPhoneやMacといった製品の販売台数を公表していません。
iPadの伸びは過去6年間で最高に
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は業績発表にあたり、インストールベースで14億台以上の製品が使われていることの強みが示されている、と語っています。
「ウェアラブル、ホームおよびアクセサリー」の売上高が1〜3月期として過去最高となったこと、iPadの伸びが過去6年間で最高となったことを強調しています。
また、今後の発売を目指してハードウェア、ソフトウェア、サービスの開発が進んでおり、6月に開催予定の世界開発者会議(WWDC 19)で発表できるのを楽しみにしている、と新製品への期待を高める発言もしています。
中国の売上高、約22%の大幅減
地域別の売上高では、日本は55億ドルで前年同期比1.2%、アメリカは256億ドルで前年同期比3%と、それぞれ微増となりました。
一方、中国圏は102億ドルで、前年同期比22%と大きく落ち込んでいます。
ヨーロッパは130億ドルで前年同期比6%のマイナス、アジア太平洋地域は36億ドルで9%のマイナスとなっています。
Source:Apple
(hato)