米Verizon、4月11日から5Gサービスを提供と発表、料金は10ドル上乗せ

Verizon 5G

Verizon 5G
 
米大手携帯キャリアVerizonは、次世代モバイル通信規格5Gのサービスを4月11日から、シカゴとミネアポリスの2都市で開始すると発表しました。一般向けの商用サービスとしては初の5Gサービス提供となります。

2都市の一部でサービス開始

Verizonは、2019年中に米国内の30以上の都市で5Gサービスの提供を開始すると発表していましたが、その先駆けとして4月11日から、イリノイ州シカゴとミネソタ州ミネアポリスの一部地域でサービスを開始すると発表しました。
 
狭い地点に限定した試験的サービスではなく、一般向けのサービス提供は全米で初となります。

料金は月額10ドル上乗せ

Verizonが発表した5Gの月額料金は85ドル(約9,500円)からで、従来の料金と比べて10ドル(約1,100円)高く設定されています。
 
米大手キャリアのT-mobileは、5Gでも通信料金は引き上げないと発表しています。
 
なお、日本の携帯キャリアではNTTドコモの吉澤社長が昨年7月、5Gに移行してデータ通信量が増えても料金は据え置きにする方針を明かしています。

Motorola Moto Z3、Samsung Galaxy S10などが対応

Verizonの5Gサービスに対応したスマートフォンは、MotorolaのMoto Z3に専用アクセサリ5G moto modを装着することで利用可能となります。
 
Verizon Moto Z3 with a 5G Moto Mod
 
このほか、Samsungが発表したGalaxy S10のほか、LGも5G対応端末の発売を予告しています。

iPhoneの5G対応は2020年以降か

Appleが5G通信に対応したiPhoneを投入するのは、早くても2020年になるとみられています。
 
この背景には、AppleとQualcommの泥沼化する法廷闘争があります。Qualcommは、5G規格のモデムチップで独占的シェアを持っており、最近のiPhoneが採用するモデムチップを製造するIntelは5G技術で出遅れています。
 
最近、Appleが5Gモデムの調達に苦戦しており、5G対応iPhoneは2020年の発売もできないかもしれない、とBloombergが報じています。
 
 
Source:Verizon via The Verge, AppleInsider, 9to5Mac
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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