Samsung、Galaxy S10シリーズを発表〜様々なニーズに応える4モデル


 
Samsungは現地時間の20日、Galaxy S10シリーズを発表しました。全部で4モデルが用意されており、5G対応のものもあります。

若干小さめのS10eや5G対応のS10 5Gが追加

Galaxy S10シリーズは「S10」、大きめの「S10+」、S10よりも若干小さめの「S10e」、次世代通信規格5Gに対応した「S10 5G」から構成されます。
 
スタンダードなS10は、6.1インチのQuad HD+ AMOLEDディスプレイ、ディスプレイ内埋め込み型の指紋認証センサーが搭載されています。最も興味を引くのは、”パンチホール”とも呼ばれる、穴開きディスプレイに埋め込まれた自撮りカメラです。穴開きディスプレイを採用することでノッチが必要なくなり、画面占有率が向上しています。
 

 
指紋認証には超音波指紋スキャナが採用されており、指紋を2Dとしてではなく3Dで認識することができるためセキュリティの向上につながるとされています。
 
背面には、1,200万画素の望遠レンズ、1,200万画素の広角レンズ、1,600万画素の超広角レンズからなるトリプルカメラが搭載されています。自撮りカメラは1,000万画素となっています。
 

 
リアカメラと自撮りカメラの両方でUHD(Ultra-High Definition)の動画撮影が可能となっており、リアカメラはHDR10+での録画も可能です。
 
Galaxy S10+は、S10よりも大きな6.4インチのAMOLEDディスプレイを搭載しており、自撮りカメラはデュアルカメラとなっています。

S10 5Gには3D深度マッピングカメラも搭載

Galaxy S10eは、S10よりも若干小さめの5.8インチのフルHD AMOLEDディスプレイが搭載されており、1,000万画素の自撮りカメラ、背面に1,200万画素と1,600万画素のデュアルカメラを搭載しています。
 
S10シリーズの4つ目のモデルS10 5Gは、S10+よりもさらに大きい6.7インチのAMOLEDディスプレイ搭載となっており、背面には3D深度マッピングカメラを含めるトリプルカメラが搭載されています。デュアル自撮りカメラもにもHQVGA解像度の3D深度カメラが含まれています。
 
なんといってもS10 5Gの最も大きな特徴は次世代通信規格5Gに対応していることです。S10 5Gの通信速度は、最大ダウンロード2Gbps、アップロード150Mpsとなっています。

すべてのモデルに7nmもしくは8nmのシステム・オン・チップを搭載

Galaxy S10シリーズの4モデルすべてに7nm(ナノメートル)もしくは8nmプロセスルールで生産されたシステム・オン・チップが搭載されており、最大クロック周波数はそれぞれ2.8GHz、2.7GHzとなっています。S10eのメモリの容量は6GBもしくは8GBから選択可能となっていますが、その他のモデルはすべて8GBのメモリ搭載となっています。なお、S10+では12GBを選択することも可能です。
 
ストレージ容量は128GBから1TBまで選ぶことができますが、最大容量はS10+でのみ選択可能となっています。microSDでのストレージ拡張は、S10 5G以外の全モデルで利用することができます。

双方向ワイヤレス充電が可能

Galaxy S10シリーズでは、Wireless Powershareと呼ばれる双方向ワイヤレス充電の使用が可能となっており、Qi規格に対応したワイヤレス充電対応デバイスを上に乗せて充電を行うことができます。なお、複数のデバイスの同時充電も可能とされています。
 

 
気になる販売価格ですが、Galaxy S10、S10+、S10eはそれぞれ899.99ドル(約99,753円)、999.99ドル(約110,836円)、749.99ドル(約83,127円)になるといわれており、2月21日に予約注文開始、3月8日に発売となる見込みです。
 
Galaxy S10 5Gの販売価格と発売時期はまだ明らかになっていません。
 
なお、同新製品発表イベントにおいて、販売価格が22万円の折りたたみスマホ「Galaxy Fold」も同時に発表されました。
 
 
Source:AppleInsider
(lexi)

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