携帯料金、下がるのは来年10月頃!?菅官房長官が見通し語る
菅義偉官房長官が、携帯電話の料金が下がる時期は来年の10月頃になる、との見通しを産経新聞のインタビューで語りました。現在はMVNOとして事業を行う楽天が、「第4のキャリア」として携帯電話事業に参入するタイミングでの料金引き下げがある、との見通しです。
大手キャリア批判を繰り返してきた菅官房長官
菅義偉官房長官といえば、今年8月に「日本の携帯電話料金は高すぎる、4割程度下げる余地がある」と発言し、携帯電話料金引き下げに関する議論に注目を集めるきっかけを作ったと言えます。
同氏はその後も、「儲けすぎ」や「手続きの待ち時間が長すぎる」と、大手携帯キャリア3社を批判する発言を繰り返しています。
このうち、待ち時間についてはNTTドコモが、オンラインショップでの契約事務手数料を無料化し、ドコモショップ店舗を予約制にすることで、店頭での待ち時間を短縮する方針を採っているほか、大手キャリア各社は料金プラン単純化などの対策を検討中と報じられています。
楽天が参入する来年10月に料金引き下げか
菅義偉官房長官は、携帯電話料金が下がる時期について「楽天が参入するあたり」と語り、現在はMVNOとしてNTTドコモの回線を借りている楽天が「第4のキャリア」として携帯電話事業に参入する来年10月頃になる、との見通しを語っています。
同氏は、大手3社の寡占状態になっている市場に、楽天が参入して競争が働くことで料金が下がる、と期待を述べています。
総務省は、10月から有識者会議「モバイル市場の競争環境に関する研究会」を開催して携帯電話料金引き下げなどの議論を進めており、来年2月に中間報告が取りまとめられる予定です。
Source:産経新聞
Photo:Aaron Yoo/Flickr
(hato)