「iPhone SE 2」は顔認証のFace IDを搭載するのか?米メディアが考察

「iPhone SE 2」と呼ばれるiPhone SE後継機に、顔認証のFace IDが搭載されるのか、Apple関連情報専門の米メディアAppleInsiderが考察しています。
最近増えたFace ID搭載「iPhone SE 2」の画像
先日、アクセサリーメーカーが公開した「iPhone SE 2」のものとされる設計図やガラスフィルムの画像で、画面上部にノッチと呼ばれる切り欠きが存在していたことから、「iPhone SE 2」にはホームボタンでの指紋認証ではなく、iPhone Xと同じ顔認証が搭載されるのではないか、と噂されています。
一方で、2017年秋のフラッグシップモデルであるiPhone Xに搭載されたばかりのFace IDが、日本では3万円台から買えるお手頃モデルであるiPhone SEの後継機種に搭載されるかを疑問視する声もあります。
TrueDepthカメラの製造コストを引き下げ?
Appleは、Face IDのソフトウェアとハードウェアの開発に、巨額の投資を行っています。仮に、2016年3月に初代が発売され、2018年で2年が経ったiPhone SEにFace IDが搭載されない場合、iPhone SEのシリーズにもう2年間はFace IDが搭載されないこととなります。
一方、今年秋の発売が予測されている3モデルのiPhoneのように、今後のiPhoneは顔認証を搭載する流れになると予測されます。
AppleはFace IDに使われるTrueDepthカメラの製造コストを引き下げることで、iPhone全モデルへのFace ID搭載を実現するのではないか、とAppleInsiderは推察しています。
人気の小型ボディと大画面化の両立が可能
iPhone SEの人気の要因として、本体のサイズが私たち日本人の手にも馴染みやすい4インチの小型筐体であることが挙げられます。
もしiPhone SEにFace IDを搭載し、フルスクリーンデザインが実現すれば、本体サイズは現在のまま、より大きなディスプレイを搭載することが可能になります。
AppleInsiderは、Appleは「iPhone SE 2」の製造コストを可能な限り引き下げるためにFace IDを搭載しないだろう、という意見があることを認めつつ、「もしかしたらFace ID搭載モデルと非搭載モデル、2つのiPhone SE 2が出るという可能性も考えられる」と予測しています。
「iPhone SE 2」の発売は9月?
「iPhone SE 2」とみられるモデルの製品情報が、4月中旬にユーラシア経済連合に登録されたことから、5月か6月に発売されると予測されていますが、まだ何の発表もありません。
しかし、これまでのパターンから、開発者向けイベントである6月初旬のWWDC 18でiPhoneシリーズの新製品が発表されることはないと考えられます。
そのため、「iPhone SE 2」の発売は、iPhone Xの後継モデルなどと同じ9月になり、WWDC 18ではiOS12と一緒にFace IDを搭載した新型iPad Proが発表されるのではないか、とAppleInsiderは締めくくっています。
「iPhone SE 2」のデザインは未確定、との情報も
「iPhone SE 2」については、中国のスマホアクセサリーメーカーからの情報として「4月〜6月の発売はなく、9月後半になる」「まだデザインが確定していない」とMACお宝鑑定団が先日、報じています。
iPhone Maniaでは、「iPhone SE 2」のデザイン、スペック、発売時期について独自の予想を公開していますので、ぜひご覧ください。
Source:AppleInsider
Photo:MobileFun, Ben Geskin
(hato)