iPhone Xの望遠レンズ、iPhone7 Plusの5分の1以下の光量でも撮影可能
iPhone Xのデュアルカメラの望遠レンズは、iPhone7 Plusの5分の1以下の光量でも撮影できることがわかる実験の動画が公開されました。
暗い場所では広角レンズの画像を2倍に拡大
iPhoneシリーズとして初めてデュアルカメラを搭載したiPhone7 Plusは、2倍の望遠レンズで撮影する設定をしても、明るさが一定以下の場面では、広角レンズで撮影した画像を2倍に拡大して見せています。
これは、望遠レンズは広角レンズに比べて口径が小さいため、より多くの光が必要になるためです。
iPhone Xは、センサーが大型化・高速化するとともに、望遠カメラにも光学式手ぶれ補正が追加され、暗所撮影性能が向上しています。カメラ専門情報サイトDxOMarkは、iPhone Xの静止画撮影性能を100点満点中101点と高く評価しています。
iPhone XとiPhone7 Plusで暗所撮影比較!
iPhone Xのデュアルカメラの暗所撮影性能をiPhone7 Plusと比較した実験映像を公開したのは、プロダクトデザイナーでStudio Neatの共同創業者、ドン・プロボスト氏です。
プロボスト氏は、iPhone XとiPhone7 Plusでそれぞれ、iPhoneが自動でレンズを望遠に切り替える明るさを比較する実験を行いました。
実験は、被写体となるカメラをなるべく同じアングルで撮影できるように固定したiPhone XとiPhone7 Plusが、真っ暗から段階的に明るくなる照明に反応してレンズを切り替えるタイミングを比較する方法で行われています。
真っ暗な0ルクスからスタートします。
iPhone Xは、まだ薄暗い16ルクスでレンズが広角から望遠に切り替わりました。
iPhone7 Plusのレンズが望遠にが切り替わったのは、かなり明るくなった88ルクスでした。
この実験から、iPhone XはiPhone7 Plusよりも5分の1以下の光量でも望遠撮影が可能になることが確認できました。
実験の動画はこちらでご覧ください。
Source:Studio Neat via DaringFireball
(hato)