iPhone8のOLEDディスプレイは一部モデル限定に!?アナリストが予測

    iPhone8 コンセプト

    iPhone8 コンセプト
     
    来年の「iPhone8」は、外観デザインが刷新されOLED(有機EL)ディスプレイが採用される、と噂されています。しかし、OLEDディスプレイが搭載されるのは一部の特別モデルに限られる、との観測が浮上しました。

    OLEDディスプレイ、サプライヤーの供給能力の都合で一部モデル限定?

    投資会社GabelliのアナリストHendi Susanto氏が、OLEDディスプレイメーカーUniversal Display 社の役員、Darice Liu氏との対談を公表しました。
     
    対談でLiu氏は、「iPhone8」へのOLEDディスプレイの搭載はサプライヤーの供給能力が追いつかないため、一部の特別なモデルに限られるだろうとの見解を示し、Susanto氏も同意しています。
     
    「iPhone8」の全モデルという巨大な需要にはサプライヤーが対応できないが、OLEDディスプレイの早期導入のため、一部モデルに限定して採用するのではないか、とSusanto氏は予測しています。

    「iPhone8 Plus」に限定導入か?

    「一部の特別なモデル」は、現行のiPhone6s Plusに当たるモデルとなる可能性もあります。
     
    2014年のiPhone6から始まった2モデル体制で、両者の違いはディスプレイの大きさやバッテリー容量、光学式手ぶれ補正の有無でした。
     
    9月の発売が濃厚なiPhone7 Plusは、デュアルカメラを搭載し、iPhone7と差別化されると考えられています。
     
    これまでのパターンから、OLEDディスプレイが採用されるモデルは「iPhone8 Plus」になるかもしれません。

    サプライヤーはサムスン、LGや日本のJDI、シャープも有力

    初代iPhone発売から10周年の記念モデルとなる「iPhone8」用のOLEDディスプレイのサプライヤーとしては、サムスンが有力視されており、OLED専業の子会社を設立するとも報じられていました(直後に否定するコメントを発表)。
     
    iPhone8 コンセプト
     
    また、LGも供給を目指すと宣言しているほか、ジャパンディスプレイ(JDI)も本格的な生産体制を準備しています。そして、Apple最大のサプライヤーであるFoxconn傘下となったシャープも有力候補と目されています。

    ガラス製の本体も一部のモデル限定!?

    「iPhone8」では本体がガラス製になるとの情報もあります。この情報について、iPhoneの筐体を製造するCatcher Technology社のCEOであるAllen Horng氏が「2017年のiPhoneのうち、1つのモデルがガラス製になる」と発言しています。
     
    iPhone8 コンセプト
     
    今回の観測と、上記の発言がともに事実なら、iPhone8はガラス製の本体にOLEDディスプレイを搭載したモデルと、金属製筐体と液晶ディスプレイのモデルがラインナップされる可能性もあります。
     
     
    Source:MacRumors
    Photo:ConceptsiPhone(YouTube)
    (hato)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします
    目次