Apple TV+、7月時点での米・カナダでの加入者数は2,000万人未満

Apple TV+

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2021年7月1日時点での、米国およびカナダにおけるApple TV+の加入者数は、2,000万人に満たないとAppleが報告していることがわかりました。

加入者数が伸び悩むApple TV+

Appleは2019年秋に動画配信サービスApple TV+を立ち上げて以来、一度も加入者数を明かしてきませんでした。ただし2021年第2四半期(4月〜6月)の加入者数が2億900万人とするNetflixや、同四半期の加入者数1億1,600万人とするDisney+などと比べると、その数がかなり少ないことだけはわかっています。
 
動画配信サービス比較サイトJustWatchによると、2021年第2四半期の動画配信サービス市場におけるApple TV+のシェアはわずか3%にとどまっています。

加入者数の報告は賃金レートを下げるため?

Appleが加入者数を明らかにしたのは、Apple TV+の制作に携わる人々(出演者以外)に対し、より多い加入者数を持つライバルのNetflixやDisney+よりも、低い賃金を支払うことが認められるためだと、映画・テレビ業界で働く人々の組合であるInternational Alliance of Theatrical Stage Employee(IATSE)は述べています。
 
同組合によれば、現在の契約では、毎年7月1日時点での米国およびカナダにおける加入者数が2,000万人未満のストリーミング・サービスは、制作スタッフに対し低い賃金レートを適用することが許されているのだそうです。AppleはIATSEに対し、加入者数が2,000万人未満であることを報告した模様です。
 
IATSEは現在Appleと、契約内容を更新するため交渉中ですが、難航しているようです。
 
 
Source:CNBC via 9to5Mac
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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