Appleのティム・クックCEO、AirPodsは「需要が供給を大幅に上回っている」

AirPods CM

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Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、完全ワイヤレスイヤホンAirPodsの需要が供給を上回っていると語りました。また、Apple Watchなどと合わせたウェアラブル製品群の売り上げが、全米トップ500入り企業1社の総収入額に相当すると明かしました。

品薄続くAirPods、納期短縮の努力も及ばず

ティム・クックCEOは、現地時間5月2日に実施した2017年第2四半期決算発表の中で、AirPodsについて利用者の満足度が98%と非常に高いことに触れつつ、「需要が供給を大幅に上回っている」と語りました。
 
AirPods 納期 在庫 出荷 状況
 
AirPodsは、昨年12月の発売直後から、入荷まで6週待ちの状態が続いています。クックCEOは昨年末、納期を短縮するために努力していると説明していましたが、現在も需要を満たせる供給量が確保できていない模様です。

AirPodsを含むカテゴリ、前年同期比31%の伸び

決算発表資料において、AirPodsはApple WatchやiPod、Apple TVなどと同じ「その他」に分類されており、個々の製品の販売数量や売上高は明かされていません。
 
今回の四半期決算で「その他」カテゴリの売上高は28億7,300万ドル(約3,200億円)で、前年同期比31%と大きく伸びており、Apple MusicやApp Storeなどの「サービス」カテゴリとともに、期待の成長分野となっています。

フォーチュン500企業並みの売上高

クックCEOは、同社のウェアラブル製品群の売上高について、全米の総収入額上位500社で構成される「フォーチュン500」入り企業1社に匹敵する規模になっている、と語りました。
 
これは、Apple WatchやAirPodsの年間売上高が最低でも50億ドル(約5,500億円)に相当することを意味します。

 
 
Source:9to5Mac
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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