Appleと米大手航空会社が提携を検討中~空港設備に携わる見込み

ユナイテッド航空

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Appleが米航空大手United Airlines(ユナイテッド航空)と協力し、サンフランシスコ国際空港ターミナルの施設設備を整える計画を検討していることが明らかになりました。

大口顧客のApple

United AirlinesAppleが業務提携を結ぼうとする理由は明白です。同航空会社にとって、Appleは指折りの大口顧客なのです。
 
Bloombergによると、Appleは出張を始めとした社用の飛行機移動で、年間1億5,000万ドル(約163億円)をユナイテッド航空に支払っています。Appleは従業員のために、サンフランシスコ~上海間のビジネスクラス航空券を毎日50席確保しており、これだけで年間3,500万ドル(約38億円)が計上されています。
 
そんな大口顧客を手放さないために、多少の計らいは必要ということなのでしょう。具体的にどのような提携が行われるのかは不明ですが、United Airlinesのリンダ・ジョジョ氏は、荷物預かりエリアやカスタマーサービス、ロビーなどでAppleが関わると述べています。

これまでにもApple製品活用

なお、United Airlineはこれまでにもカスタマーサービス部門にiPhoneを配布したり、空港の飲食店やゲートでiPadを活用したりと、Apple製品の活用を行ってきました。
 
また2014年からは、United Airlinesのアプリにパスポート情報を読み込ませることで、チェックインを簡素化する取り組みも実施されています。
 
 
Source:Bloomberg,The Verge
Photo:United Airlines
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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