Epic Games、Appleの垢BANから復活へ！

人気のサードパーソンシューター『フォートナイト』を提供するEpic Gamesは、Appleが徴収する手数料を不当とし、Apple Storeを介さない形でユーザー課金を行おうとしたところ、ガイドライン違反とみなされました。開発者アカウントを削除されてしまったEpicは、App Storeからゲーム配信することができなくなっていましたが、この度アカウントが復活となることがわかりました。

デジタル市場法で方向転換

App Storeから垢BANを受けていたEpic Gamesは6日付けでプレスリリースを発表し、「Appleの開発者アカウントが復活する」と述べました。

同社のティム・スウィーニー最高経営責任者（CEO）は、ソーシャルメディアでも、「デジタル市場法（DMA）の最初の大きな勝利だ」と、『フォートナイト』のApp Store復活を喜んでいます。

The DMA went through its first major challenge with Apple banning Epic Games Sweden from competing with the App Store, and the DMA just had its first major victory. Following a swift inquiry by the European Commission, Apple notified the Commission and Epic that it would relent…

— Tim Sweeney (@TimSweeneyEpic) March 8, 2024

DMAでは、Appleが提供サービスの中でiOS、Safari、App Storeの3つが独占的と判断され、運営方法の抜本的な見直しが行われています。

Epic GamesはこれまでWebアプリでゲームを提供

Apple Storeから垢BANを受けてからというもの、Epic GamesはXbox Cloud GamingやGeForce Nowなどのブラウザベースのアプリを介してiOSユーザーに対してゲーム提供を行ってきましたが、ついに公式ゲームアプリの復活となります。

Epicは代替アプリストアEpic Games Storeの運営開始も視野に入れており、今のところ欧州連合（EU）のみですが、自社プラットフォームから自社ゲームの配信を行う見通しです。

Photo: Apple