EUデジタル市場法の該当サービス一覧が発表〜Appleは3つが独占的との判断
ヨーロッパ連合(EU)のデジタル市場法(DMA)は、デジタル経済をより公正で競争力のあるものにすることを目的としたEU規則ですが、独占的と判断された22個のサービス一覧が発表され、Apple製のものは3つ含まれていることが明らかになりました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. DMAで独占的と判断された22個のサービス一覧が発表された。
2. Apple製のものは3つ含まれていることが明らかになった。
3. Alphabet、Meta製サービスの多くがリスト入りしている。
App Store、Safari、iOSが独占的との判断
EUはDMAにより、大企業による市場支配力の乱用を防止し、新規参入を可能にすることで、欧州のデジタル市場においてより高度な競争を確保することを意図しています。
8日に発表された独占的なデジタルサービス一覧には、App Store、Safari、iOSも含まれており、今後Appleはサードパーティーアプリストアやアプリのサイドローディングを許可するなど、非独占となるような対策を求められることになります。
Appleは、「当社はDMAがユーザーにもたらすプライバシーとデータセキュリティのリスクについて、依然として強い懸念を抱いています」とコメントしています。
Alphabet、Meta製サービスの多くがリスト入り
Googleの親会社Alphabetが提供する、Google マップ、Google Play、Google ショッピング、YouTube、Google 検索、Chrome、Android、Google 広告の8つが、DMAでは独占的と判断されています。
またMetaの場合、Facebook、Instagram、WhatsApp、Messengerなどの6つがDMAのリスト入りしています。
Source:Bloomberg
Photo:DG Competition/YouTube
(lexi)