Vision Proで見た、未来の「現実」

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人気のアメリカ人YouTuberのケイシー・ナイスタット氏が、Appleの複合現実(MR)ヘッドセットVision Proニューヨークの街中で12時間連続で装着する社会実験を行ったところ、Appleが謳う「空間コンピューティング」の意味を理解したとのことです。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. 米国のYouTuberが、AppleのMRヘッドセットを12時間連続で装着する実験を行った。
2. Appleが謳う「空間コンピューティング」の意味を理解したという。
3. 装着しながらスケートボードに乗っている姿は、何とも言えない浮遊感がある。

Vision Proでスケボー

2日に米国で発売に至ったApple Vision Proは、多くのレビュアーから「重い」と批判的な意見が聞かれていましたが、ナイスタット氏は果敢にもニューヨークという大都会で12時間連続装着するという実験を行いました。
 
Vision Proを装着しながらスケートボードに乗っている同氏の姿は、やはりヘッドセットをまだ見慣れていないためか、何とも言えない浮遊感があります。
 
街ゆく人々の反応ですが、Appleのマーケティング戦略が功を奏しているのかすでにVision Proのことを知っている人が多いようで、「どんな感じなんだ」とナイスタット氏は質問攻めにあっています。

やがてヘッドセットの存在を忘れた?

Vision Proの連続使用時間は2〜2時間半となっていますが、追加のモバイルバッテリーをバッテリーパックに接続することで、12時間の長丁場でも問題なくヘッドセットを使用できたそうです。
 
AppleはVision Proは「空間コンピューティング」デバイスであり、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)とは異なると違いを強調していましたが、ナイスタット氏いわく、Vision Proを使用し始めて一定の時間が経過したとき、その意味が理解できたそうです。
 
同氏は、やがてヘッドセット自体の存在を忘れ、インターフェースと現実世界の間だけを意識していることに気づいたと述べており、「これが将来軽量化されれば、とんでもないことになる」とも付け加えました。
 

Vision Proを身に付けて外に飛び出す人が続出

Apple Vision Proは外界とのインタラクションに特に焦点が当てられていることもあり、デバイスを付けたまま屋外に出る人の姿がソーシャルメディアで多く見かけられています。
 
中にはVision Proを装着したままTeslaの自動運転を行っている強者まで登場していますが、Appleは運転中にVision Proを使用しないよう明言しており、すべての州で違法であるとコミュニティノートに注意書きが加えられています。
 


 
 
Photo:CaseyNeistat/YouTube
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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