iOS17.3ベータ2で一部のiPhoneが文鎮化〜その他、最新ベータ版がリリース
Appleが現地時間2024年1月3日にリリースしたiOS17.3の開発者向けベータ2(以下、iOS17.3ベータ2)について、インストールしたらiPhoneが起動画面でフリーズする文鎮化のような状態に陥ったと複数のユーザーがXで報告しています。
Appleは、watchOS10.3、macOS Sonoma 14.3、tv0S17.3、HomePodソフトウェアバージョン17.3の開発者向けベータ2もリリースしています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleが、watchOS10.3、macOS Sonoma 14.3、tv0S17.3、HomePodソフトウェアバージョン17.3の開発者向けベータ2などをリリースした。
2. 正式版のリリース日は、1月24日か2月14日になると独自予想。
3. iOS17.3ベータ2のインストール時に文鎮化しかかったとの報告あり。
iOS17.2.1に戻すことはできるようだが
iOS17.3ベータ2のインストールの際に起動画面で反応しなくなってもiOS17.2.1に戻すことは可能と一部のユーザーは報告していますが、その際にバックアップを取っていないとデータが消失する可能性があるとMacRumorsが報告しています。
ギルヘルム・ランボー氏は、「この不具合は、(iOS14で導入された)背面タップオプションが有効になっているのに起因している可能性が高い」と指摘、AppleはiOS17.3ベータ2の公開を中止すべきと述べています。
そのため、ベータ版をインストールしてiPhoneに障害が発生しても問題ないかどうかをこれまで以上に慎重に判断する必要があります。
各OSの正式版リリース予想日は1月24日か2月14日
筆者は、iOS17.3、iPadOS17.3、watchOS10.3、macOS Sonoma 14.3、tvOS17.3、HomePodソフトウェアバージョン17.3の正式版が、2024年1月24日(水)か2月14日(水)にリリースされると予想していました。
まずは一両日中にパブリックベータがリリースされると考えられますが、iOS17.3ベータ2のインストールに際して大きな不具合が生じている状況を考えると、iOS17.3のみパブリックベータの提供が遅れるかもしれません。
ビルド番号の末尾「a」からほぼ2週間で正式版がリリース
各OSの正式版リリースの1週間前にはリリースキャンディデート(RC)が、更にその1週間前にはビルド番号の末尾が「a」のベータ版がリリースされていました。
ビルド番号の末尾が「a」になったら、正式版のリリースが近いことが確認されています。
本日リリースされた各OSのビルド番号、および、macOS Sonomaに対応していないMac向けにリリースされたmacOS 13.6.4 RC2とmacOS12.7.3 RC2のビルド番号は下記の通りです。
- watchOS10.3開発者向けベータ2:21S5635d
- macOS Sonoma 14.3開発者向けベータ2:23D5043d
- tvOS17.3開発者向けベータ2:21K5635c
- HomePodソフトウェアバージョン17.3開発者向けベータ2:21K5635c
- macOS 13.6.4 RC2:22G507
- macOS 12.7.3 RC2:21H1009
The issue might be due to having the "Back tap" option enabled.
A few of us are chatting about why, Apple has still not pulled the update.
IMO Apple should take down this update. Beta software or not if the update causes your device not to boot, pull it!
Via: Guilherme Rambo pic.twitter.com/s9WgFXU1Wr
— Mr. Macintosh (@ClassicII_MrMac) January 3, 2024
Photo:Apple(画像内テキスト:iPhone Mania)
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