ハリウッド俳優組合スト終了後、Netflixが再び値上げへ!

 
Netflixは、現在進行中のハリウッド俳優らが加入する全米映画俳優組合（SAG-AFTRA）のストライキが正式に終了した数カ月後に、広告なしプランの料金を値上げする予定だとThe Wall Street Journalが報じています。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1.全米映画俳優組合のスト終了後、Netflixは広告なしプラン料金を値上げ予定。
2.俳優組合のストは続行中だが、AMPTPとの交渉が再開。
3.具体的な値上げ時期、いくら値上げされるかは不明。

脚本家組合のストライキは終了

このストライキがいつ終息を迎えるのかは不明ですが、148日にわたってストライキを行ってきたハリウッドの脚本家約12,000人からなる脚本家組合（WGA）は先週、全米映画テレビ制作者協会（AMPTP）と暫定合意に達し、ストライキは終了しています。
 
WGAは、脚本家の賃上げや待遇改善、人工知能（AI）の規制などを求めてAMPTPと交渉を行っていましたが合意に至らず、現地時間5月2日よりストライキを決行していました。
 
7月にはSAG-AFTRAもこれに加わり、現在もストライキを続けていますが、AMPTPとの交渉を再開したということです。

いくら値上げされるかは不明

Netflixはまず、米国とカナダで広告なしプランの料金を値上げする予定ですが、いくら値上げされるかは今のところ不明です。直近では、米国で全プランの料金が2022年1月に値上げされ、日本では同年2月に一部プランの料金が引き上げられています。
 
同社はその後、ベーシックプランを廃止し、月額6.99ドル（日本では月額790円）の広告つきスタンダードプランを追加しました。
 
また、Netflixはアカウントの複数世帯間のパスワード共有を禁止したため、パスワードを共有するには同一世帯で一緒に暮らしている必要があり、そうでない場合は追加料金が発生するようになりました。
 
今年に入り、複数のストリーミングサービスが値上げを実施しており、Disney+の広告なしプランの月額料金は、10.99ドル（約1,600円）から13.99ドル（約2,000円）、Huluの広告なしプランは14.99ドル（約2,200円）から17.99ドル（約2,600円）に値上がりしています。
 
Netflixの値上げ時期については、今のところ具体的な発表はありません。
 
 
Source:The Wall Street Journal via 9to5Mac(1), (2), MacRumors
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