Disney+とHuluの料金が米国で値上げ。パスワード共有の取り締まりも計画

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Disneyは現地時間8月9日に行われた2023年度第3四半期(4月〜6月) の決算説明会で、ストリーミングサービスの料金を値上げする予定であることを明かしました。
 
Disney+の広告なしプランの月額料金は10月12日より、現在の10.99ドル(約1,600円)から13.99ドル(約2,000円)、Huluの広告なしプランは14.99ドル(約2,200円)から17.99ドル(約2,600円)に値上がりします。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1.Disney、ストリーミングサービスの料金を10月12日より値上げする予定。
2.Disney+とHuluを広告なしで視聴できる新たなバンドルプランも登場。
3.Disney、パスワード共有の取り締まりを計画。

Disney+の料金はサービス開始時から2倍以上値上げ

Disney+は2019年に月額6.99ドル(約1,000円)で提供が開始されましたが、2021年3月に月額7.99ドルへ、2022年8月に現在の10.99ドルへと値上げされ、サービス開始時から広告なしプランの料金は2倍以上に上がっています。
 
なお、Disneyは9月6日より、Disney+とHuluをいずれも広告なしで視聴できる新たなバンドルプラン「Premium Duo」を月額19.99ドル(約2,900円)で提供する予定です。これは、既存のDisney+(広告なし)、Hulu(広告なし)、ESPN+(広告あり)のバンドルプランの月額料金と同額であり、今後は月額24.99ドル(約3,600円)に引き上げられます。
 
Disney+とHuluの広告付きプランの料金は変わらず、引き続き月額7.99ドル(約1,150円)で提供される予定です。Disney+とHuluの広告付きバンドルプランも、現在の月額9.99ドル(約1,400円)から変更はありません。

パスワード共有の取り締まりを計画

Disneyはストリーミングサービスの料金の値上げに加え、Netflixに続きパスワード共有の取り締まりを計画しています。同社のボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は、パスワード共有を取り締まるための取り組みを2024年から開始すると述べています。
 
Netflixは今年5月より米国でパスワード共有の取り締まりを開始しましたが、同年6月には、この取り締まりにより登録者数が急増していると報じられました。
 
今回発表された値上げとパスワード共有の取り締まりに関する計画は、2023年度第3四半期のDisneyのストリーミング部門の営業損失が5億1,200万ドル(約730億円)であったことを受けてのことです。Disney+の総加入者数は1億500万人を超え、同四半期の新規加入者数は80万人となっています。
 
 
Source:CNBC via MacRumors
Photo:Disney+/App Store
(m7000)

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この記事を書いた人

本職はWebデザイナーでMacBook Airを10年以上愛用中。iPhone Maniaのライターとしては、2020年から活動開始。iPhone歴は4s→6→7→XS→12 Pro Max。

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