折りたたみiPhoneが登場する可能性は低そう

折りたたみiPhone

折りたたみiPhone
 
現在Samsungが市場を牽引する折りたたみスマートフォンについて、Appleも折りたたみiPhoneやiPadを開発しているとの噂が、数年前より繰り返し報じられています。
 
しかし当面は、Appleがこれらの折りたたみデバイスを数年内に発売する可能性は低そうです。Bloombergのマーク・ガーマン記者が、毎週末発行しているニュースレター「Power On」の質疑応答コーナーで述べています。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. 数年前よりAppleが折りたたみiPhoneを開発中との噂がある。
2. ガーマン記者は折りたたみiPhoneやiPadが数年中に発売される可能性は低いとコメント。
3. 折りたたみデバイスで最も可能性が高いのは折りたたみMacとのこと。

Appleは折りたたみiPhone関連特許を取得済み

AppleがSamsungを始めとするAndroidスマホメーカーと同様、折りたたみiPhoneやiPadを開発しているとの噂は、かなり以前より何度も浮上しています。
 
実際Appleが、折りたたみiPhoneの実現に必要と思われる特許を複数取得しているという事実も、折りたたみiPhone登場への期待を後押ししていると言えるでしょう。

折りたたみiPhoneは現在も検討案件のまま

しかしガーマン記者は「Power On」の質疑応答コーナーに寄せられた「Appleが折りたたみiPhoneを出すかどうかについての最新情報はありますか?」との質問に対し、「現時点ではAppleが折りたたみiPhoneやiPadの実現に向けて前進しているとは思えない」と回答しました。
 
ガーマン記者によると、Apple社内にある、未来のデバイスやテクノロジー開発を決定する部署において、折りたたみiPhoneは現在も検討案件のままだそうです。

折りたたみMacの製品化はかなり先

折りたたみデバイスとしてもっとも実現する可能性があるのは、iPhoneよりもむしろMacであり、この折りたたみMacにはAppleが長く否定してきたタッチスクリーンが搭載されるかも知れないと、ガーマン記者は記しています。
 
ただし折りたたみMacにしても「2024年に折りたたみMac/iPadが発売されるという噂があるが、数年以内に製品化される可能性は低いと思う」と記しています。
 
一方Appleサプライヤーに独自の情報源を持つ著名アナリストのミンチー・クオ氏は2022年7月に、Apple初の折りたたみ製品はiPhoneとiPadを組み合わせた製品となり、2025年に登場すると予想していました。

 
 
Source:Power On
Photo:Apple Hub/Facebook
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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