WWDC23目前!iOS17/iPadOS17はどうなる?これまでの噂を総まとめ

iOS17

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Appleの世界開発者会議(WWDC23)開幕が1週間後に迫っています。WWDC23で発表されるiOS17およびiPadOS17の新機能について、これまで報じられた噂をまとめてみました。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. iOS17とiPadOS17に関するこれまでの噂をまとめている。
2. iOS17に対応するかしないかの境界線にあるのが、2017年発売のiPhone8/8 PlusとiPhone X。
3. iOS17におけるDynamic Islandと常時表示ディスプレイの機能も増えるという。

iOS17とiPadOS17に関するこれまでの噂

iOS17の対応機種は?

iOS17に対応するか、しないかの境界線にあるのが、2017年発売のiPhone8/8 PlusとiPhone Xです。
 
以前iPhone Maniaで調べたところ、iPhoneは平均で5回〜6回のメジャーアップデートを受けていることがわかりました。iPhone8/8 PlusとiPhone XはiOS16が5回目のアップデートなので、過去のパターンから考えればiOS17に対応する可能性は十分あります。

 

iPadOS17の対応機種は?

iPadOS17の対応機種については、フランスのテックメディアiPhoneSoftがAppleの関係者から入手した情報として、以下のモデルが非対応になると伝えています。
 

  • iPad(第5世代)
  • 9.7インチiPad Pro(第1世代)
  • 12.9インチiPad Pro(第1世代)

 
つまり上記以外のモデル、iPad(第6世代)以降、iPad Air(第3世代)以降、iPad mini 5以降、2017年以降に発売されたiPad ProはiPadOS17にアップデート可能となる見通しです。

スマートディスプレイ・モード

iPhoneのロック時、およびランドスケープモード時にカレンダーの予定や天気、通知などの情報を表示し、スマートディスプレイのように機能させることが可能になる新モードが追加されるとの情報があります。
 
iOS17 ホーム画面 コンセプト

 

純正の日記アプリ

ユーザーが日々の行動記録や自分の想いをつづる、メモや友人との計画を書き込むといったことが可能になる純正の日記アプリが登場する見通しです。またこのアプリはiPhoneの位置情報サービスとも連携するといわれています。
 

ウォレットアプリ

ウォレットアプリがアップデートされ、同社がアメリカで提供を開始したApple普通預金口座などとより緊密につながる見込みです。
 
ウォレットアプリについてはデザインが刷新されるとの情報もあります。
 
Apple Saving

 

SharePlayとAirPlay

iOS15.1で利用可能となった、FaceTime通話の相手とコンテンツを一緒に楽しめるSharePlayが、AppleがWWDC23で発表する複合現実(MR)ヘッドセットでも利用できるよう、機能がアップデートされます。
 
またAirPlayが自分が所有していないテレビやスピーカー(ホテルなど)でも簡単に使えるようになるといわれています。

 

Dynamic Islandと常時表示ディスプレイ

現時点ではiPhone14 Proシリーズのみが搭載するDynamic Islandは、iPhone15シリーズにおいては全モデルが搭載するとの噂があります。またiOS17におけるDynamic Islandの機能も増える見通しです。
 
同じくiPhone14 Proシリーズでのみ有効な「常時表示ディスプレイ」の設定の選択肢が、iOS17を搭載するiPhone15 Proシリーズでは増えると予想されています。一方iPhone15シリーズも、iPhone14シリーズと同じく常時表示ディスプレイにはならない(つまり引き続きProシリーズのみが搭載)との予想が優勢です。
 
iPhone14 Pro Dynamic Island 1200

 

ヘルスケアアプリ

ヘルスケアアプリにおいて、気分の変化の記録や視力の管理などの機能がオプションで追加されます。また健康増進のためのコーチングサービスが導入され、AIを活用してユーザーの運動、食習慣、睡眠状態の改善に貢献するとの情報があります。
 
さらにiPadでも同アプリが利用可能になるといわれています。

 

ステージマネージャの刷新

またiPadOS17では、iPadOS16で導入されたマルチタスキング機能であるステージマネージャが、外部モニターのWebカメラに対応、ステージマネージャを有効にすると複数のオーディオ/ビデオソースが同時にストリーミング可能、iPadのディスプレイがスリープ時でも外部ディスプレイを継続表示になるなど、機能刷新されるとの噂があります。

 

サイドローディングを有効にする設定(欧州限定)

iOS17では、欧州連合(EU)のデジタル市場法に準拠するため、App Store以外でのアプリのダウンロード(サイドローディング)を認める仕組みが追加されるといわれています。
 
Appleはこの欧州におけるサイドローディング有効化に備え、実はすでにiOS16のなかに、ユーザーの所在地によって機能を制限する仕組みを隠しているという、米メディア9to5Macによる指摘もあります。
 
つまり欧州以外の地域にいるユーザーは、これまでどおりApp Store以外の場所からアプリをダウンロードできない、というわけです。

iOS17/iPadOS17の発表が迫る!

Appleは世界開発者会議(WWDC23)初日となる6月5日の基調講演で、iOS17、iPadOS17を含む主要OSについて発表します。iPhone Maniaではこれら新OSの情報を含む発表内容をいち早くお伝えしますので、お楽しみに。

 
 
Source:Power On
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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