2022年度の国内スマートウォッチ販売数、Apple Watchが8年連続トップ
MM総研は、2022年度通期(2022年4月〜2023年3月)におけるスマートウォッチの国内販売台数の推移・予測を発表しました。メーカー別シェアでは、Apple Watchが初代から8年連続でトップの座を維持しています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. MM総研は2022年度通期のスマートウォッチの国内販売台数の推移・予測を発表。
2. メーカー別シェアではApple Watchが初代から8年連続でトップの座を維持している。
3. 円安の影響による端末価格上昇の影響もあり、市場の成長速度は落ち着いている。
国内販売台数は390.3万台
MM総研によると、2022年度通期の国内スマートウォッチ販売台数は390.3万台で、前年度比13.7%の増加を記録しました。
人々の健康意識の高まりで大幅な伸びを記録した2021年度の反動、円安の影響による端末価格上昇の影響もあり、市場の成長速度は落ち着いています。
MM総研は今後の国内スマートウォッチ市場について、2021年度をピークとして伸び率は鈍るものの今後5年間は拡大を続け、2024年度には500万台、2026年度には600万台規模に拡大すると予測しています。
3モデル投入のApple Watch、販売増もシェアは微減
国内スマートウォッチ市場のメーカー別シェアは、Appleがシェア58.3%で2015年の初代Apple Watch発売以来、8年連続の1位を獲得しています。
2022年度、AppleはApple Watch Series 8のほか、手頃な価格のApple Watch SE(第2世代)、大画面でタフなスポーツにも耐えるApple Watch Ultraの3モデルを投入し、2021年度から販売台数が増加しています。しかし、販売価格上昇と2021年度の需要増からの反動減もあり、シェアは前年度比で3.3ポイント低下しています。
2位以下はHuawei、Fitbit、Xiaomi、Garminが続いています。
2022年度には、GoogleがPixel Watchでスマートウォッチ市場に参入したことも話題を集めました。
watchOS10ではApple Watch Series 4がサポート外に?
現地時間6月5日に開幕する世界開発者会議(WWDC23)では、Apple Watch向けの次世代OSとなる、watchOS10が発表されると見込まれます。
2022年に正式版が公開されたwatchOS9で、2017年に発売されたApple Watch Series 3がサポート対象外となったことから、watchOS10では2018年発売のApple Watch Series 4がサポート対象外になる可能性があると考えられます。
Source:MM総研
Photo:Apple
(hato)