Apple Watchへの血圧測定機構搭載に関する新たな特許取得〜複数方式比較検討か

Appleが現地時間2023年4月25日、Apple Watchへの血圧測定機構搭載に関する新たな特許を取得しました。
 
今回取得した特許は、Apple Watchのバンドに血圧測定時に用いるカフ（空気袋）を内蔵したものです。
 
同社はApple Watchでの血圧測定実現に向けて、カフを用いた方式の他に光学式センサーを用いた方式の特許も取得済みです。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleは25日、Apple Watchへの血圧測定機構搭載に関する新たな特許を取得した。
2. Apple Watchのバンドに血圧測定時に用いるカフを内蔵したものだ。
3. 2025年モデルで血圧測定が実現と予想されている。

2025年モデルのApple Watchで血圧測定実現と噂

Apple Watchでの血圧測定を行う仕組みとしてこれまでにもカフを用いた方式に関する特許が出願・取得されていましたが、それらはかなり幅広のカフを用いるものか、Apple Watch用バンドの一部に液体充填式カフを組み込んだものでした。
 
一方、今回取得した特許は、Apple Watch用バンド（下記図表1Bの104）そのものが膨らむことでカフの役目を果たす（下記図表1Aの106、手首の部分の血管を圧迫する）仕組みに関するものです。
 

 
Appleはカフを用いたものの他に、光学式センサーを用いた血圧測定機構に関する特許を出願済みです。
 
光学式センサーを用いた血圧測定が実現した場合、血圧測定時に手首を圧迫することがないためユーザーも違和感や刺激を感じることもなく、就寝時の血圧測定という点で有利と思われます。
 
Apple Watchへの血圧測定機構の搭載は、2025年モデルで実現すると予想されています。
 
 
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:Hello Heart
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