Apple Watchの搭載に期待高まる〜ウォッチ用センサー式血圧測定が海外で承認
Apple Watchへのセンサー式血圧測定機構の搭載に期待が集まる中、同モデルに先行してGalaxy Watch5のセンサー式血圧測定機構がマレーシアで医療機器として認可されました。
認可されたセンサー式血圧測定機構では、カフ(空気袋)を用いる必要がないので使い勝手が大幅に向上しています。
Apple Watchにも1年遅れで搭載か
Apple Watchでの血圧測定は、2024年に実現するとの噂があります。
その方式については光電式容積脈波(PPG)センサーなど複数のセンサーを組み合わせた、Appleが投資していると噂の英Rockley Photonicsが開発中の新型センサーモジュールの搭載が有力視されています。
Rockley Photonicsが開発中の新型センサーは、PPGセンサー単体よりも測定精度を向上させているとの報告があります。
早ければ、2024年モデルのApple Watch Series Ⅹで血圧測定が実現すると期待されていますが、同年のApple Watch UltraにはマイクロLEDディスプレイが搭載されるとの噂もあるため、画期的な新機構を2つも同時に搭載するのは初期不具合を避ける点から回避されるかもしれません。
その場合、マイクロLEDディスプレイの搭載が2025年になるとの噂が現実味を帯びてきます。
いずれにしても、スマートウォッチでのセンサー式血圧測定が実現しましたので、Apple Watchへの導入もそう遠くないと予想されます。
ただし、Apple Watchの血圧測定機構が医療機器(医療用ソフトウェアとしての血圧測定アプリ)として認可を取得するとすれば、心電図アプリのように最初に米国食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration)での認可を取得してから、FDAへの申請データを用いて日本での認可取得申請を行う可能性が高いと思われます。
血圧測定の使用方法
この度、Galaxy Watch5がマレーシアで医療機器として認可を取得したのは、Apple Watchもその方式を採用すると噂のPPGセンサーを用いた血圧と、心電図測定機構です。
血圧を記録する際は最初に、アプリの指示に基づきキャリブレーションを実施します。その後、キャリブレーションを実施したのと同じ手首にて、血圧測定を行います。
測定結果として、収縮期血圧、拡張期血圧、脈拍がアプリに記録されます。
Source:Samsung
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