iPhone SE(第4世代)の開発が再開と投稿〜14の筐体活用し独自5Gモデム搭載

中止されていたiPhone SE(第4世代)の開発が再開されたと、アナリストのミンチー・クオ氏がTwitterに投稿しました。
同製品の開発と予想スペック、発売時期、予想価格などはiMediaも伝えたばかりです。複数ソースが報じたことにより、この予想に関する信憑性が高まりました。
iMediaの記事は、下記を参照下さい。
iPhone SE(第4世代)が13の筐体とディスプレイを利用し2025年発売?
クオ氏は、iPhone14の筐体とディスプレイを利用と予想
クオ氏独自の予想は、iPhone SE(第4世代)はApple独自開発の5Gモデムを搭載するという点です。
同モデムは4nmプロセスで製造され、5Gミリ波には対応せず、サブ6GHzにのみ対応するとのことです。
iMediaは、iPhone SE(第4世代)はiPhone13かiPhone14の筐体とディスプレイを利用、どちらかといえばiPhone13を利用する可能性が高いと予想していましたが、クオ氏は、iPhone14を利用すると予想しています。
同氏は、iPhone SE(第4世代)の製造は早ければ2024年第1四半期(1月〜3月)に始まると述べています。
【追記2023/2/28】これに対しDSCCの最高経営責任者(CEO)であるロス・ヤング氏は、「(iPhone SE(第4世代))の製造は当分始まらない」と、クオ氏とは異なるコメントをツイートしています。
Not in production for a while
— Ross Young (@DSCCRoss) February 27, 2023
なお、Apple独自開発の5Gモデム(第1世代)はミリ波と衛星通信に対応するのは困難な見通しであることから、iPhone16シリーズに採用されるかは微妙とクオ氏は伝えています。
QualcommもApple独自開発の5Gモデムが来年完成と予想
Appleが製造コスト削減を目的として独自開発の5Gモデムの実装を始めれば、これまでそれを供給していたQualcommの売上にとって大きな打撃となります。
Qualcommの最高経営責任者(CEO)であるクリスチアーノ・アモン氏は、MWC 2023のカンファレンスにおいて現地時間2023年2月27日に「Apple独自開発の5Gモデムは2024年に完成し、少なくともiPhone16シリーズの1モデルに搭載、その後、iPadなどにも展開される可能性がある」と述べています。
BOE製6.1インチ有機ELディスプレイ搭載で値下げ可能?
iPhone SE(第4世代)の6.1インチ有機ELディスプレイは、中国BOEが供給するとの情報を入手していると、ロス・ヤング氏が伝えています。
戦略的な価格設定(他社よりも安い)を行うと噂のBOEのOLEDディスプレイが搭載されるのであれば、iMediaが予想した、開発ベースとなるモデルよりもかなり安くなるとの噂も真実味を帯びてきます。
Source:郭明錤(Ming-Chi Kuo)/Twitter,Ross Young(@DSCCRoss)/Twitter,(2)
Photo:iPhone Mania
(FT729)