Apple、クリーンエネルギー活用企業ランキングで2年連続トップ

Apple 環境 気候変動 カーボンニュートラル

Apple 環境 気候変動 カーボンニュートラル
 
Appleが、クリーンエネルギー活用推進などに取り組む企業ランキング200社をまとめた「Clean200」の2023年版で、前年に続き1位になりました。Appleはサプライヤーを含めた製造工程全体で2030年までの100%カーボンニュートラル実現を目標に掲げています。

Appleが2年連続で首位

株主の権利保護を目的としたNPO法人のAs You SowとCorporate Knightsは現地時間2月23日、クリーンエネルギーの活用などに積極的な投資先を選ぶための企業ランキング「Clean200」を公開しました。
 

 
2023年版の「Clean200」で、Appleは2022年版に続いて2年連続で首位となりました。iPhoneやMacなどの製品の材料に、リサイクル資源を活用していることが高く評価されています。
 
2位はGoogleの親会社Alphabet、3位はドイツの通信大手Deutsche Telekom、4位は米通信大手Verizon、5位が電気自動車のTeslaでした。

日本企業はソフトバンクなど16社がトップ200入り

トップ200入りした企業数を国別で見ると、アメリカが42社で最も多く、2位が中国の21社、3位が日本の16社でした。
 
ランクインした日本企業のトップ5は、ソフトバンク、KDDI、信越化学工業、住友電工、パナソニックでした。

製品製造プロセス全体をカーボンニュートラルに

Appleは環境保護に力を注いでおり、サプライチェーンを含めた製品製造工程の全体で、2030年までに100%カーボンニュートラル実現を目指すと2020年に発表しています。
 
同社は、森林を保護して二酸化炭素を除去しながら経済的利益を生むことで持続可能な環境保護に取り組む「Restore Fund(再生基金)」を設立しているほか、世界各地で気候変動対策に取り組んでいます。
 
アメリカでは、太陽光や風力などクリーンな方法で発電された電力を選択してiPhoneを充電できるクリーンエネルギー充電機能も提供しています。
 
iPhone SE(第3世代)には、製造工程で二酸化炭素ではなく酸素を排出するアルミニウムが使用されています。
 

 
 
 
Source:As You Sow
Photo:Apple/YouTube
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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