Apple、複合現実ヘッドセット「Reality Pro」を春に発表、秋に発売か

Apple View Concept

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Appleが開発を進めている複合現実(MR)ヘッドセットは、6月の世界開発者会議(WWDC23)よりも前に発表され、2023年秋に販売が開始される、とBloombergのマーク・ガーマン記者が報じています。

ごく最近にも発売時期の延期が決定

Appleが拡張現実(AR)技術を用いたヘッドセットを開発している、との情報は2017年頃から伝えられています。同製品の発売時期は、当初の計画では2019年の予定でしたが、2020年、2021年、2022年と延期が繰り返されています。
 
Appleは2023年1月にヘッドセット製品「Reality Pro」を発表、年内に販売を開始する予定でしたが、ごく最近になって再延期が決定したそうです。
 
ガーマン氏が情報を得た最新の計画では、6月のWWDC前に製品を発表、WWDCでアプリ開発に必要な詳細情報を提供し、秋に製品の出荷を開始する予定とのことです。

一部の開発者にはすでに製品情報を提供か

複合現実ヘッドセット向けOSはApple社内で「Borealis」のコードネームで呼ばれており、最終的な名称は「xrOS」になる見込みです。
 
Appleはサードパーティーアプリの開発を早期に進めてもらうため、一部の有力なアプリ開発者らにデバイスの情報を提供している模様です。

iOSやmacOSのアップデートは小規模に?

Appleは「xrOS」の開発に力を注いでいるため、今年リリースされるiOS17やmacOS 14のアップデートは小規模なものになるだろう、とガーマン氏は伝えています。
 
同氏によるとAppleは、Apple StoreなどでiPhoneで製品を映すと、製品仕様や価格などの情報が浮き上がって表示されるAR体験を拡張する計画のようです。
 
 
Source:Power On
Photo:Antonio De Rosa (1), (2)
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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