Apple Watchでの血糖値測定、早ければ来年にも実現!?センサー開発企業の現況

Apple watch BP TL_1200

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Apple Watch用血糖値測定センサーを開発していると噂の、Rockley Photonicsの製品開発状況と今後の計画が明らかになりました。
 
同社の製品開発が順調に進んだ場合、Apple Watch Series 10血糖値測定機能が搭載される可能性があると、Gadgets & Wearablesが伝えています。

血糖値および血圧測定センサーの開発状況

Rockley Photonicsが、自社製ウェアラブルデバイス「Bioptx band」と、外販用の生体情報測定センサー「VitalSpex」の開発状況を発表しました。
 
同社のセンサーは、Apple Watchに血糖値測定用途で搭載されると以前から噂されています。
 
Rockley Photonics 202212_3
 
自社製ウェアラブルデバイス「Bioptx band」は現在、治験が行われており、2023年後半の発売が予定されています。
 
Rockley Photonics 202212_1
 
同デバイスでは、心拍数、心拍変動、呼吸数、血中酸素飽和度、深部体温、水分補給(補水の必要性)が測定可能になる見込みです。
 
また、2024年下半期(7月〜12月)には血圧測定機能、2025年第1四半期(1月〜3月)には血糖値、乳酸値、血中アルコール濃度測定機能を実装して発売するべく開発が進められています。
 
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2024年にApple Watchに搭載される可能性

Apple Watchへの搭載が予想されるのは、外販用の生体情報測定センサー「VitalSpex」です。
 
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Gadgets & WearablesはApple Watchへの「VitalSpex」搭載について、Apple Watch Series 9への搭載は間に合わず、予定通りに開発が進んだとしても、Apple Watch Series 10になると予想しています。
 
Bloombergのマーク・ガーマン記者は、Apple Watchに血糖値測定機能が搭載されるのは2020年代末と述べていましたが、Gadgets & Wearablesの予想通りであれば、2024年モデルのApple Watchに搭載されることになります。

2026年末にはポータブル血液ガス測定装置なみの測定項目を実装か

Gadgets & Wearablesによれば、Rockley Photonicsは「Bioptx band」のProバージョンを2026年末に発売することを計画、同デバイスでは尿酸、クレアチニン、アルブミン、ヘモグロビン、ビリルビンの値も測定可能になるとのことです。
 
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Source:Rockley Photonics (1),(2) via Gadgets & Wearable
Photo:Tech Limited(@TechLimitedOne)/Twitter
(FT729)

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この記事を書いた人

ZAURUS PI-6000以降、PDA、PC、Apple製品を多数使用するガジェット愛好家。iPhone Maniaでは2020年2月より、リーク情報、最新のApple製品情報、秋葉原情報を配信。Palm Treo 750vを米国で使用して以降、各種スマホ愛用中

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