Pegatron、iPhone14 Pro組立受注のため採用と投資を加速

Pegatron

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AppleサプライヤーのPegatronは、現在はFoxconnが単独受注しているiPhone14 Proシリーズの組み立てを受注するため、上海工場での採用を積極的に行うとともに、インドネシア・バタム島で新たに工場をリース、生産能力拡大を進めていると、台湾メディア工商時報が伝えています。

来年1月からPegatronもiPhone14 Proを生産?

AppleはこれまでiPhone14 Proシリーズについては、すべての製造をFoxconnに発注してきました。
 
しかしiPhone14 Proシリーズの生産を担うFoxconnの鄭州工場で、新型コロナウイルス感染症への対策に端を発する問題が続出同シリーズの生産台数は大幅に減少しました。
 
こうした状況を受け、AppleはiPhone14 Proシリーズの組み立てを、2023年1月からはPegatronにも発注するとChina Timesが11月に報じました。

上海工場で増員、インドネシアでは新たに工場建物を賃貸契約

PegatronはiPhone14 Plusの製造を担当していますが、同モデルは販売が低迷しており、受注台数も当初の予想を下回っているとみられています。
 
工商時報によると、PegatronはiPhone14 Proシリーズの組み立てを受注するため、上海工場においてこれまでの最高額となる6,000元(約11万6,500円)の特別ボーナスを提示、新たな工場従業員を募っているとのことです。
 
Pegatronは2019年より、インドネシア・バタム島においてApple製品の組み立てを行っていますが、iPhone14 Proシリーズの組み立て受注のため、新たに同地において工場建物の9年間の賃貸契約を結んだと、工商時報は伝えています。

 
 
Source:工商時報
Photo:Pegatron
(lunatic)

 
 

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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