Dynamic Island、中国では「カプセル薬」として定着し始める

 
従来のノッチに代わって、iPhone14 Pro/Pro Maxに搭載されている「Dynamic Island」について、中国では「药丸（カプセル薬）」に例える風潮が出来つつあります。

Dynamic Islandは「島」か？

iPhone Xより登場したノッチ（切り欠き）は、ようやくiPhone14シリーズの上位モデルに搭載されたDynamic Islandで、一旦の終わりを迎えました。SamsungのGalaxyシリーズに代表されるような、ただのパンチホール路線は採らず、あくまでも黒い領域にこだわって差別化を図ったのは、いかにもAppleらしいと言えるでしょう。
 
このDynamic Islandは、直訳すると「動的な島」という意味になるように、シーンに応じて「島」の部分がアニメーションのように大きさを変えるのが特徴的です。
 

 
しかし改めて見ると本当に「島」なのでしょうか。ノッチが登場してすぐに「刘海（切りそろえた前髪）」というネーミングを定着させた中国では、Dynamic Islandを島ではなく「药丸（カプセル薬）」に例えるのが一般的になっているようです。
 

 
また、よく観察するとセンサー部分とインカメラがそれぞれ黒く縁取りされているため「感叹号（ビックリマーク）」に見えるかも知れません。
 

 
インターネットで検索すると、すでにDynamic Islandを「药丸」と表現するニュースサイトがいくつか目に付きます。このままカプセル薬として定着していくのでしょうか。
 
ちなみに、ノッチデザインがおかっぱ頭に似ていることについては、かつてSamsungも揶揄したことがあります（今回のiPhone14についても新作CM動画で皮肉っています）。
 

 
 
Source:cnBeta,Vimeo
(kihachi)