iPad Pro(2024)向け有機ELディスプレイの開発をBOEも開始
韓国メディアThe Elecが、中国BOEがiPad Pro(2024)向け有機EL(OLED)ディスプレイの開発を開始したと報じました。
BOEが第8.6世代OLEDディスプレイパネルの2024年量産開始目指す
業界関係者の情報では、BOEは四川省成都のB16工場に、第8.6世代(2,250ミリ x 2,600ミリ)OLEDディスプレイパネル製造ラインを建設する見通しです。BOEは、同工場でのOLEDディスプレイパネル量産を、2024年に開始する予定です。
第8.5世代(2,200ミリ x 2,500ミリ)および第8.6世代(2,250ミリ x 2,600ミリ)OLEDディスプレイパネルは、今後主流になるとみられています。
AppleはこれらのOLEDディスプレイパネルを、iPad Pro(2024)や2025年モデルのMacBookに搭載すると噂されています。
iPad ProおよびMacBook向けOLEDディスプレイパネルは、LG DisplayとSamsung Displayも開発しているとみられており、両社共に第8.5世代OLEDディスプレイパネルでの製造を行うと、The Elecが伝えていました。
BOEとLG Displayの蒸着方式は同じ、Samsung Displayは異なる?
3社が製造するOLEDディスプレイパネルは全て、発光効率に優れた、2層・スタック型になるようです。
ただし、蒸着方法は各社で異なり、BOEとLG Displayが水平蒸着方式を採用するのに対して、Samsung Displayは垂直蒸着方式を採用したとThe Elecは述べています。
Source:The Elec (1), (2)
Photo:Apple Hub/Facebook
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