Mac StudioとStudio Displayを分解〜アナリストが両製品の出荷数予想

Studio_Display_interior 2

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iFixitがMac StudioStudio Displayを分解し、修理しやすさや特徴を報告しました。また、TF International Securitiesのアナリストであるミンチー・クオ氏が、Mac StudioとStudio Displayの出荷数に関する予想を、Twitterに投稿しました。

Studio DisplayとMac Studioを分解

Stella – Fudge氏(@StellaFudge)が伝えていた通り、Studio Displayは大型ファンを2基搭載しています。
 
A13 Bionicを搭載しているロジックボードも大きく、M1を搭載する24インチiMacのそれの数倍です。
 
iFixitは内部構造の写真を壁紙にし、公開しています。
 
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iFixitは、Mac StudioのM1 MaxモデルとM1 Ultraモデルの分解動画も公開しています。
 
iFixitは同製品で話題になっているSSDについて、容量が変わらないものへの交換の場合のみ認識すると述べています。
 
Mac用Linuxの開発などを手掛けるHector Martin氏(@marcan42)はこの件に関し、Mac Studioに装着されているのはSSDではなくデータ保存用のRAWストレージモジュールで、SSDコントローラーはM1 MaxおよびM1 Ultraに搭載されていると述べていました。
 
海外メディアなどは、Pro向け製品であるMac Studioにおいてユーザー自身がSSDを交換できないのは好ましくないと述べていますが、AppleはMac Studioを本格的なPro向け製品ではなく、以前の噂通り、SSDがロジックボードにハンダ付けされているMac miniと、モジュールとして交換可能なMac Proの間に位置づけているのかもしれません。
 
Hector Martin氏(@marcan42)の情報通りであれば、その上で、RAWストレージモジュールが故障したときのために、それだけを交換できるようにした可能性も考えられます。
 
これらについては、半導体分析企業であるTechInsightsの詳細分析でSSDコントローラーチップがどこに搭載されているかなど、明らかになることが期待されます。
 
対して、Pro向け製品となる、Appleシリコン搭載新型Mac Proでは、何らかのコントローラーチップを搭載するSSDモジュールを提供し、Intelプロセッサ搭載Mac Proと同様に、購入後の増設や交換に対応することを計画しているかもしれません。
 
何れにせよ、SSDコントローラーチップがMac StudioのSSDらしきボードに装着されているのか否かが明らかになれば、容量の異なるSSDへの交換が可能なのか、交換用ボードの認識を単にソフトウェアで制限しているのか、ただのRAWストレージモジュールなのかが判明すると思われます。
 
iFixitはMac Studioの修理しやすさやを10点中6点(10点が最も修理しやすい)と評価しています。
 

両製品とも、年内に50万台〜60万台出荷

クオ氏は、Mac StudioとStudio Display2022年中に双方とも50万台〜60万台出荷されると予想しています。
 


 
 
Source:iFixit, Mac Studio内部構造の壁紙/iFixit, Wccftech
(FT729)

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この記事を書いた人

ZAURUS PI-6000以降、PDA、PC、Apple製品を多数使用するガジェット愛好家。iPhone Maniaでは2020年2月より、リーク情報、最新のApple製品情報、秋葉原情報を配信。Palm Treo 750vを米国で使用して以降、各種スマホ愛用中

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