Mac StudioのSSDが換装できない問題、今後はどうなる?検証動画も登場

ssd mac studio

ssd mac studio
 
Mac Studioの内蔵ストレージ(SSD)をアップグレードできない問題について、Appleのソフトウェア制御を検証する動画が登場しています。

ソフトウェアで制限がかけられている

先日登場したMac Studioは、最上位構成の価格がM1 Ultraでは939,800円、M1 Maxでは579,800円といずれも非常に高額ですが、SSDが換装できないことが分かっています。
 
先日登場したMax Techによる分解動画とは別に、YouTuberのルーク・ミアーニ氏がSSDを換装する検証動画を新たに公開しました。ミアーニ氏は2台のMac Studioを用意し、(1)片方の空きスロットにもう片方のSSDを挿入、(2)それぞれのSSDを入れ替えるといった手法を試しましたが、いずれも正常に起動しませんでした。
 
このことからミアーニ氏は、AppleがハードウェアではなくソフトウェアでSSDの換装を制御していると判断しています(ただし、Mac Studioの空きスロットはSSD用ではないとする指摘もあります)。
 

Mac Proのように今後は換装可能か

AppleはSSDについて「ユーザーアクセスは不可」であることを明示しており、Mac Studioの製品ページでも、将来的により多くの容量が必要になるかもしれない場合は、あらかじめ多めの容量をオプションで選択するよう記しています。
 
内蔵ストレージはM1 Ultraでは1TB、M1 Maxでは512GBがデフォルトですが、いずれも最大8TBまで購入時に増設が可能です。
 
近年問題となっている「(消費者が)修理する権利」に抵触する可能性もあるため、今後はAppleが換装できるように変更するかもしれません。実際、Mac Pro(2019)では2020年にSSDをユーザー自身が換装できるようになりました。
 
ニュースサイトThe Vergeは「エンドユーザーが安価なSSDアップグレードを求めてコンピュータを分解するのを阻止したかったのか、それとも顧客をより高価なオプションに誘導したいのか」と述べ、Appleの真意は不明だとしながらも、いずれにしてもプロ仕様のマシンでやることではないとし、今後の改善に期待を寄せています。
 
 
Source:The Verge,Apple Track
Photo:YouTube/Luke Miani
(kihachi)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

特集

[PR]オフィシャルサイト

目次