iPhoneでOLED搭載率が76%に増加、Galaxyは50%に低下

iPhone Galaxy

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2021年のメーカー別スマートフォン総販売台数に占める有機EL(OLED)ディスプレイ搭載モデルの販売比率が、iPhone76%に増加した一方、Galaxyのそれは50%に低下したと韓国メディアThe Elecが報じました。

Galaxyシリーズの売れ筋が、低中価格帯にシフト

iPhoneではFace ID搭載モデルが人気で、プレミアムスマートフォン市場で販売台数を伸ばしたことにより、OLEDディスプレイ搭載モデルの販売比率が2020年の45%(2億440万台中9,250万台)から、2021年には76%(2億3,450万台中1億7,820万台)に増加しました。
 
対して、GalaxyにおけるOLEDディスプレイ搭載モデルの販売比率は、2018年は67%だったのが、2021年には50%まで減少しています。
 
OLED搭載Galaxyの販売台数は、2018年が6,360万台、2019年が5,510万台、2020年が4,170万台、2021年が4,700万台と、Galaxy S20シリーズの販売不振で大きく減少したのが全体的に右肩下がりになっている原因と、The Elecは伝えています。
 
また、プレミアムスマートフォン市場においてGalaxy Sシリーズの販売台数が減少したのに加え、中国メーカーのスマートフォンに対抗するためにローエンドおよびミドルレンジスマートフォン市場において液晶(LCD)ディスプレイ搭載モデルを増加させたのも、OLEDディスプレイ搭載モデルの販売比率低下につながっていると同メディアは指摘しています。

iPad Proの2024年モデルがOLEDディスプレイ搭載と噂

OLEDディスプレイ搭載スマートフォンでは、フレキシブルOLEDディスプレイの採用比率が増加、リジッドOLEDディスプレイの比率が低下しているようです。
 
その理由についてThe Elecは、iPhoneに搭載されるOLEDディスプレイは全てフレキシブルOLEDディスプレイであることが関係していると述べています。
 
Appleは2024年に、iPad ProシリーズにもOLEDディスプレイを搭載すると噂されています。
 
それ以前、iPad Proシリーズは2022年に発売する新型で、全モデルがミニLEDバックライト搭載ディスプレイを採用するとみられていましたが、それは引き続き12.9インチiPad Proのみに留まり、11インチiPad Proのディスプレイ種別変更は2024年まで行われない可能性があります。
 
 
Source:The Elec
Photo:AliArtist3D(@aliartist3d)/Twitter
(FT729)

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この記事を書いた人

ZAURUS PI-6000以降、PDA、PC、Apple製品を多数使用するガジェット愛好家。iPhone Maniaでは2020年2月より、リーク情報、最新のApple製品情報、秋葉原情報を配信。Palm Treo 750vを米国で使用して以降、各種スマホ愛用中

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