iPhone用フレキシブルOLED供給数、2021年は市場全体の半分を占める見通し

    iPhone12 series

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    調査会社Stone Partnersによると、2020年のスマートフォン出荷台数は12億6,500万台で、2021年は13億9,000万台にまで増加すると予想しています。このうち液晶ディスプレイ搭載モデルが7億9,300万台、有機EL(OLED)ディスプレイ搭載モデルが5億9,700万台を占めるとのことです。そのOLED搭載モデルのなかでも、フレキシブルOLEDパネル搭載モデルの半分をiPhoneが占めると同社は予想しています。

    2021年は1億6,000万台の、フレキシブルOLED搭載iPhoneを出荷か

    OLEDには、リジットOLEDとフレキシブルOLEDがありますが、2020年のフレキシブルOLEDの出荷数は2億700万枚で、これが2021年には3億1,500万枚まで増加するとStone Partnersは予想しています。
     
    Appleは2021年に1億6,000万台の、フレキシブルOLED搭載iPhoneの出荷を計画していることから、その場合は総出荷数の約半分をiPhone用フレキシブルOLEDが占めることになる見通しです。

    2021年にはリジットOLEDを出荷数で上回る見通し

    フレキシブルOLEDは、リジットOLEDと比較して衝撃に強く、軽くて薄いという特徴があります。AppleはフレキシブルOLEDを、2015年にApple Watchに初搭載し、2017年にiPhone Xに導入しました。
     
    Apple以外にも、2021年にはSamsungが9,000万台のフレキシブルOLED搭載スマートフォンを、XiaomiとOPPOもそれぞれ1,800万台のスマートフォンを出荷する見通しで、フレキシブルOLED搭載スマートフォンが今後急速に増加すると予想されます。
     
     
    Source:Gizmochina
    Photo:Apple Hub/Twitter
    (FT729)

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