Windows 11向けに2月の定期アップデートが配信開始~SSDの速度改善など

Windows 11のデスクトップ

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Windows 11向けに2月の定期アップデート「KB5010386」が配信開始されました。
 
SSDの速度改善など、多数の修正がおこなわれています

SSDのアクセス速度改善が自動配信に

Microsoftが2月8日に配信を開始した定期アップデート「KB5010386」の最大の目玉はSSDなどのストレージアクセス速度の改善です。
 
この問題はWindows 11においてSSDなどのストレージへのアクセス速度がWindows 10に比べてかなり遅いというもので、NTFS USNジャーナル機構の不具合が原因とされていました。
 
1月25日にプレビューテストとして配信開始された「KB5008353」でこの問題の解決が図られており、不具合がなかったことから今回すべてのユーザーに定期アップデートとして配信開始されています。
 
Microsoftは2022年にWindows 11の高速化に注力すると発表しており、今回のアップデートはその一環かもしれません。

ほかにも多数の不具合を修正

KB5010386ではほかにも多数の不具合が修正されています。
 
このなかには、
 

  • Microsoft EdgeのInternet Explorerモードでレンダリングの問題が発生する問題を修正
  • Input Method Editor(IME)で文字列を入力できない問題を修正
  • Windows 11でオーディオサービスをクラッシュさせ、ハードウェアアクセラレーションによるBluetoothオーディオに影響を与える問題を修正
  • VPNプロファイルに関する問題を修正

 
といったものが含まれるとのことです。
 
また、数多くの脆弱性が修正されている一方、今のところ既知の不具合はないとされています。
 
ただ、AMD製CPUとWindows 11の組み合わせで性能が落ちるという報告がReddit上に寄せられていますが、MicrosoftやAMDがこの問題に対処しているかは不明です。

 
 
Source: Microsoft via Windows Latest
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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