Windows 11のSSDが遅い問題、KB5008353で解決~2月に全員に配信

Windows 11搭載パソコンの画像

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長らくWindows 11に存在していた問題がようやく解決されました。
 
Microsoftのリリースノートによると、Windows 11でSSDやHDDのアクセス速度が遅い不具合がKB5008353で解決したとのことです。

NTFS USNジャーナルの問題がKB5008353で解決

この問題は、Windows 11のNTFS USNジャーナル機能の不具合により、SSDやHDDといったストレージのアクセス速度がWindows 10に比べて大幅に遅いというものです。
 
Microsoftは公式にこの不具合を認めており、プレビューテストのためリリースしたKB5007262でこの問題に対応していました。
 
そして、1月25日にこの問題の修正を含むKB5008353がWindows Updateから手動でインストールできるようになり、一般ユーザーもストレージのアクセス速度の問題を解決できるようになりました
 
問題がなければ2月の定期アップデート配信にこの修正が含まれ、自動でインストールされるようになる見込みです。

その他の性能問題も解決

KB5008353ではWindows 11におけるほかの性能問題の解決もおこなわれています
 
この中にはエクスプローラーやタスクバーの問題が含まれます。
 
Windows 11へのアップデートによって動作が遅くなったと感じている人は、このアップデート適用で改善されるかも知れません。
 
Windows 11にはAMD製CPUとの組み合わせで性能が落ちる問題が新たに報告されていますが、こちらはまだ修正されていないようです。
 
Microsoftは、2022年にWindows 11の高速化に注力すると発表しています。

 
 
Source:Microsoft via Windows Latest
(ハウザー)

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この記事を書いた人

本職はSoCの設計者。このためPCやスマホのHW/SW両方に造詣が深く、その知見に基づいた記事を執筆している。スマホ歴はiPhone4→(Android)→iPhone XR→13 Pro。

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