Xiaomiの次期折りたたみスマホにも採用?〜SamsungのUTGディスプレイとは

Xiaomi mix-fold

Xiaomi mix-fold
 
Galaxy Z Flip3が人気を博していることで、一気に花開いた感のある折りたたみスマートフォン市場ですが、Samsung以外にも少なくないスマートフォンメーカーが積極的に参入しています。このうちXiaomiの次期フラッグシップスマートフォン「Xiaomi Mi Mix Fold 2」の搭載ディスプレイに、改めて注目が集まっています。

Mix Fold 2搭載のUTGとは

21年3月に発表された、Xiaomi初の折りたたみスマホMi Mix Foldから間を置かず、早くも後継機であるMix Fold 2への観測が次々と浮上しています。
 
これまでにも同モデルは、ディスプレイ下にインカメラを埋め込む技術が採用されるのではないかと目されていましたが、新たに8.1インチのSamsung製ディスプレイを搭載する可能性が高まってきました。
 
このディスプレイは、Samsungの子会社Samsung Displayが開発したもので、通称「UTG(Ultra-Thin Glass:超薄型ガラス)」と呼ばれています。UTGは厚さが、わずか30マイクロメートル(0.03ミリメートル)しかなく、従来のスマートフォンに搭載されたディスプレイとは比較にならないほど薄いのが特徴です。このガラスに特殊な素材を注入することで、柔軟性と耐久性を確保しています。
 
samsung utg 超薄型ガラス
 

 
UTGはGalaxyの専売特許でなく、2020年に商用化されているため、Xiaomiもその恩恵に預かることができたというわけです。同じく中国メーカーのOppoが展開する折りたたみスマートフォン「OPPO Find N」についても、やはりUTGが採用されるとみられています。
 
ちなみに、2023年秋の登場が期待されている折りたたみiPhoneには、Samsung製ではなく、ゴリラガラスで知られるCorning製のUTGが採用されるのではないかと考えられています(ただし、Corningの筆頭株主はSamsungです)。
 
 
Source:GSMArena
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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